現実は厳しい

静岡の福田が引退しました。
右肩の状態がまた悪化したのが直接の原因とは本人のコメントで、やり残したことがあるとの再チャレンジが中途半端に終わって無念でしょう。
ただ腱板断裂はともかくとして骨の変形が多くあったなんてのが昨秋から今年にかけて発生したとは考えづらく、右肩痛は移籍一年目の開幕前に藤岡貴に食らった死球が遠因とされてきましたが以降にそれが見つからなかったのか、知らされていなかったのか、手術だってしているわけでモヤモヤ感があります。
チームには残るようでコーチ的な役割を担うのか、どのみち今季限りでそのまま指導者になるかと思っていましたが記者会見の応答を見る限りでは必ずしも静岡ではなく福岡の人になる可能性もありそうで、どのみちロッテは無い、どうあれ残り60年以上を悔いなく生きてくれればと思います。

数字が伴わず

福田はそうではなかったでしょうが、新たに加わった二軍専用球団からNPB復帰を目指していた選手には厳しい現実が突き付けられました。
移籍期間を終えて誰一人として復帰は叶わず、しかしそれも仕方なくはあります。
戦力外通告をされたのには相応の理由があってそれを覆すには相当な実績、もしくは内容が求められるのは必然です。
しかし福田が.169、ノーアーチでしかなかったように圧倒的な力を見せ付けるどころかやっぱりな数字が大半で、例えば前阪神の高山が.265の2本塁打、前DeNAの田中俊が.259の1本塁打は昨季の数字とさして変わりは無くこれで声が掛かるのであればそもそも戦力外にはならなかったでしょう。
投手では前DeNAの田中健が15試合で無失点ながらも今季に35歳、前DeNAの笠原は防御率5.55、前阪神の小林は防御率5.19、前巨人の三上は防御率3.38でやはり今季に35歳、可能性があるとしたら前広島の藪田だと思っていましたが防御率3.02で100イニング以上を投げても噂にすらなりませんでした。

存続問題にも・・・

元ロッテ勢でも福田があんなでしたし西川が.221の3本塁打で谷川は論外です。
これでドラフト会議で新潟、静岡から誰も指名されず徳島を筆頭とした既存の独立リーグが引き続き賑わうようであれば、NPBが目論む拡大路線どころかもし日本ハムの二軍が北海道に移転すればそれをきっかけに新潟が離脱するなんて可能性だってあるでしょう。
NPBと関係無く野球を続けたい選手のパイとしても大きいに越したことはなくしかしハードルは高い、当落線上の自覚がある選手に残された時間は二ヶ月です。

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