またしても放任主義です。
秋季練習が終わって今後は個人管理となりますが、過ごし方を選手に任せるとは吉井監督です。
プロとして、個人事業主として当たり前と言えば当たり前ですがしかしそれで成果が上がっていないのが現実でそのままでよいのか、過ちを繰り返しても「こっちから言うことじゃない」と選手のせいにする、責任逃れの伏線に聞こえなくもありません。
首縄で引っ張り回さなければどうにもならないチームレベルであることに気付いていないのか気付かないふりをしているのか、実戦重視もそうで理想を掲げるのは勝手ですが結果が伴わなければその責はベンチに帰する、それこそその「自覚」があるのか膝詰め談判したくもなります。
淘汰の矛盾
やらないやつは淘汰されていく、も正論に過ぎません。
これがメジャーやソフトバンクのように三軍、四軍と分母が大きければ次の選択肢がありますが、たかが70人で層が厚いわけでもなく、だからこそ一挙手一投足とまでも管理野球とまでも言いませんが細かく目配り、指示していかなければならないチーム状況です。
現時点での一二軍の線引きをどう考えているかが分かりませんが一軍と見なしている選手にこそまずそれが必要で、若手にはさらに、そう考えます。
そもそも淘汰しないじゃん、サボっているのが理由ではないにしても結果を残せていなくても使い倒すじゃん、矛盾しまくりでしょう。
全体引退式
今日はNPBが主催する最後のトライアウトでした。
かつては再就職のための場になっていましたがここ数年は形骸化していて、昨季に支配下選手として採用された選手はいなかったはずです。
NPBに復帰できる選手はそこまでに調査という名のタンパリングが横行していて契約さえしなければいいのか秋季練習に呼んでいるところもあって、つまりはトライアウトに参加した時点で負け、よってユニフォームを脱ぐ踏ん切りの場、全体引退式の意味合いが色濃くなっています。
一方で独立リーグや社会人野球、体力勝負の企業などにとってはまだ意義があって、選手会主催で継続するかを検討しているのはそれが理由でしょう。
さておきロッテでは東條、吉田、古谷、白濱、黒川、菅野が参加して、こと支配下の選手については戦力外通告を受け入れれば何らかの次の職場を提供してそうでなければサヨナラだけにトライアウトの実態を考えれば東條、菅野あたりは意外だったりもして、もう枯渇してそういった話が無かったのかもしれません。
まともに投げられなかった白濱もやや意外、であれば規定であと一年見てもよかったように思いますが、サブマリンな事情もあるのでしょう。
結果は悲喜こもごもでしたが今日のそれで採用するしないを決めるチームがあるはずもなく、やれ150キロだヒットだと記事が踊っていますが詮無いことです。
久しぶり!
話題、というところでの最大は島かもしれません。
地元の期待の大器がイップスで僅か3年でユニフォームを脱いで、そして5年ぶりに姿を見せました。
それだけのブランクがありながら151キロがニュースとなって、やる前は「ひとつ恩返しになるんじゃないかな」としていたものが終わってみれば「どこかお声がけいただければありがたいです」とは高揚感がもたらしたものか、あるいは動作解析の研究をしていることでアナリストとしての採用を意図してなのか、どうあれ国学院大を卒業して現在は慶大大学院にいるらしいので今すぐどうこうはさすがに無いでしょう。
それでも久しぶりに背番号40の島が見られたのは嬉しかった、あれは自前かな、ユニフォームは貸与のはずででもチームを離れるときは記念にもらえるのか、ともあれ今後がどうなるかは分かりませんがいい思い出にはなったでしょう、吉井監督と笑顔で握手です。
心が温まる
その吉井監督、地元開催ということで足を運んだのかいつもの姿なのにビックリしましたが、こちらではジャケット姿となればオフも欠かさずのウエイトトレーニングために着替えたのかな、そうでなくても枠が無いですし、まあ育成枠は無いとは言えませんが、件の事情もあって採用のための視察ではないでしょう。
スタンドには藤岡らもいたようで、これも地元ならでは、藤岡は悔しい指名漏れからのプロ入りで同期同い年の菅野の応援ではないかと思います。
おそらくは「よかったね」という朗報は届かないでしょうがこういった風景は心が温まる、よきことです。