また酒居ありがとう

ソフトバンクが手を緩めずに序盤から西武に大量リード、そして五回までの展開からして三つ巴に拍車がかかり楽天ファンが小躍りしそうな流れでしたがしかし六回に一気に畳み掛けての逆転劇でちょっとだけ一息をつけたような、そして要所で古巣に貢献をしてくれる酒居に感謝です。
イヤな負け方が続いていただけにあの追加点が無ければ落ち着いて逃げ切りができたかどうか、あれはさすがに田村を責めるのは酷ですが結果的には3試合連続で後ろに逸らしての振り逃げがあったことからしてもなおさらで、千鈞の重みのある1点でした。
今日も不安定気味だったジャッジは二木に有利に働いていましたしこれをきっかけに持ち直したい、勝負の11月を白星スタートでいきましょう。

二木が乗り越える

二木が三度目の正直で自己最多の8勝目、藤岡貴ルーチンから抜け出しました。
高めに抜けたフォークで貧打線には絶望的な3点ビハインドとなる一発を浴びるも失投はその一球だけで、伸びのあるストレートに時折のカーブ、そして決め球のフォークと思いどおりのピッチングができたのではないかと、何よりボールを自在に操るコントロールがあってこそです。
例年であれば尻すぼみとなるシーズン中盤から後半にかけて白星を積み上げてのキャリアハイはあるいは開幕早々の二軍落ちで一ヶ月のお休みがあったのが理由の一つかもしれませんが、そのきっかけとなった大炎上の相手にリベンジでかつ「自己最多が8勝では情けない」とは力強いです。
珍しくも背番号の変更がプラスに働いている二木にはもう1つ積み上げて来季の二桁勝利への繋ぎとしたい、そしてポストシーズンでも輝いてもらいましょう。

変態復活してくれ

打線は藤原がどうやら休養での欠場、は中村奨や藤岡らには適用されないルールが発動されたようで、また最後までと明言をしていた四番安田は「よほど」と言うほどに他の選手が打っているわけでもない中でさらに打っていない福田秀よりも下の七番に降格となりました。
マスコミが持ち上げる「若手を育成」を貫きとおせずに最後は名前に頼ったオーダーにしたとしか思えず、ここまで我慢をしてきたのに楽なところでヒットが出てもそれは四番安田へのプラスにはならないでしょう、これが一年を我慢した上での来季のどこかであれば当然ですが今季のここでは理解できません。
ボールをしっかりと見ようとしているのが理由か始動が遅く、また疲れも手伝ってかスイングスピードがそれについてこずに差し込まれての三塁側へのファールが目立ってきた安田ではありますが、他に候補がいなかったにせよせっかくの投資が無になりかねない辛抱の無さが残念すぎます。
そんな中で六回の攻撃も見事でしたが失点直後の1点がイヤな雰囲気を中和する貴重な得点となり、そのきっかけとなったのが久々の角中の変態打法でした。
石橋ごときに、と言っていいほどに打たれまくっている投手を相手にまたノーノーを心配し始めたところでのチーム初ヒットは内寄りに落ちていくボールを小さく肘をたたんでの角中らしさ、ファールで17球も粘った打席もありましたしこれをもう少しレベルが上の投手にできれば期待が高まります。
とにもかくにも数少ないチャンスに「繋がった」今日を明日に「繋げる」ことができるか、中村奨の貴重なマルチヒットも一打席目のスイングからして外のボールに合わせた打球がいいところに飛んだだけのようにも見えましたし、痛烈な打球ではありましたが菅野のそれも本人が言っていたように正面で楽天ファンが激怒の銀次が止められなかったからこそでもあり、たまたま一回では信用できない打線が瀧中を攻略してこそCSへの道が開けます。

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◆10月31日(土) 千葉ロッテ−楽天23回戦(楽天15勝8敗、14時、ZOZOマリン、13,224人)
▽勝 二木 14試合8勝3敗
▽S 益田 49試合3勝5敗30S
▽敗 石橋 13試合1勝6敗
▽本塁打 ロメロ24号(二木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、澤村、益田—田村
楽天 石橋、酒居、ジョンソン、シャギワ—田中貴、下妻

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