種市ショック

一回飛ばしで最短で戻ってこれるとは井口監督の思惑ながらも予定をされていたキャッチボールすら再開をしたニュースが報じられなかったことからして多くのロッテファンは覚悟をしていたでしょうが、今日に種市が右肘内側側副靭帯再建術を受けたとのことです。
大嶺、西野と同じく横浜市内での手術は数年前までの県内でのそれから変わっているのはそこにトミー・ジョン手術に長けた医師がいるのか、他の手術も併せてのものにせよ全治12ヶ月の見込みだった大嶺が実戦復帰までその1.5倍程度かかったことからして4ヶ月で投球再開の見込みとされる種市も春季キャンプでキャッチボールを始められれば御の字ぐらいに考えればよいと思われ、大嶺が140キロ台後半のストレートを取り戻していますのでそこに安心感はあります。
うだうだ引っ張った挙げ句にオフに決断なんてのに比べれば前向きにもなれますし、今のところは有吉が浮いている先発陣ですからその余裕も手伝ったのかもしれず、そうは言ってもその手前から離脱の西野と併せて開幕ローテーションから二枚欠けたのですからドラフトへの影響は避けられないでしょう、先発で小島と中村稔、中継ぎで永野と山本が結果を残している中でなぜに左腕を不足としているかが理解できませんが地元出身の早川に入札となるかもしれません。

完封を蹴り取る

そんな中で二木の見事な完封勝利は、種市ショックを和らいでくれます。
八回に二死三塁からセンターに抜けてタイムリーになったであろう打球をショート方向に蹴って失点を防いでの完封劇は右手も出していましたし同じようなプレーがその前にもありましたから怪我の元になるため止めてもらいたいですが、それに素早く反応した藤岡とともに勢いを感じさせるものではありました。
驚きの江村スタメンマスクは昨季に4点台の防御率ながらも大炎上の柿沼とは合っていなかったのが理由かもしれず、首を振って内にストレートを投げ込むなどそのリードにさほどの特徴があったわけではありませんが、江村とすれば一軍に足場を作るためには相棒をとっ捕まえるのが近道ですので大きい白星です。
僅かに108球は無四球が示すとおりコントロールよく思いどおりに手玉にとれたのではないかと、生命線であるフォークがボールになるのに困ってはいたようですが固執をせずにそこからスライダーに切り替えたのが吉でまた最後まで140キロ台をキープできたのも喜ばしく、こうなると前日に続いて勝利の方程式の温存は間隔が空きすぎるとは贅沢な悩みだったりもしますが、苦手な西武を相手に万全な体制で臨めます。
それにしてもオリックスはジョーンズがベンチ外で非力な西野が四番とはその彷徨いぶりは他人事とも思えず、長打を期待できるのが吉田正とジョーンズだけでそのジョーンズが欠ければいかに上から目線で攻められるかは逆は死ぬほど味わってきましたから編成は文字どおりに他山の石としなければなりません。
唯一の吉田正も鋭い打球を連発されながらもなぜか対ロッテのみ2割台なのは巡り合わせなのか、微妙にポイントをずらすテクがあると思いたいです。

一発をかますのみ

打線はようやく先発を攻略をして、苦手のアルバースを下しました。
安田はカーブなのかスライダーなのか、緩めの変化球をタイミングを合わせて鋭く振り抜いての先制タイムリーツーベースは前日に続いて上昇のきっかけとしたく、左腕でもじっくりボールを見てしっかりバットを振れていますので期待をしたいです。
そして藤岡、中村奨、清田のアーチ攻勢はアルバースに唯一に1割台に抑えられながらもこれで10被弾のうち7発がロッテ戦となれば連打ではなく一発で叩きのめすしかないのでは確度が低いため、沸点が低いようなので足を使って揺さぶるなどが糸口になるような気がします。
牽制で帰塁したときに右膝を打ったようなマーティンの途中交代がやや気になりますが無茶振りの井上に代打鳥谷などその他は通常運用で変わり映えはなく、そしてアップ査定にはなるのでしょうがマーティンに代わる和田とキャッチボールをしていた茶谷の背中がもの悲しくも見えました。

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オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0
千葉ロッテ 0 0 2 1 2 0 0 0 X 5 7 1

◆9月14日(月) 千葉ロッテ−オリックス18回戦(ロッテ15勝2敗1分、18時、ZOZOマリン、4,955人)
▽勝 二木 8試合4勝2敗
▽敗 アルバース 11試合3勝6敗
▽本塁打 藤岡2号(アルバース)、中村奨7号(アルバース)、清田3号(アルバース)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木—江村
オリックス アルバース、吉田一、ヒギンス—伏見

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