988日ぶりの種市

前日の平沢が4年ぶりの一発だったかと思えば、種市は3年ぶりの白星です。
いきなりの大量援護にも守られて6回1安打7奪三振零封はZOZOマリン仕様ではあれ140キロ台後半から最速150キロのストレートを軸に危なげのないピッチングを、3四球はあれどそこは種市の個性ですしスリーボールになった数を考えればむしろ少ないぐらいでしょう。
勢い球数が増えて5回82球で得点差もあるため継投に入るかと思えば六回を投げきって先発としての仕事もきっちりと、地元負け無しの5連勝に貢献しました。
そんな今日は佐々木朗&松川の完全試合ボブルヘッド配布日でそれを目当てにスプリングチケットでまったりと遠目での観戦は、その気の遠くなるような行列に諦めてさっそくにメルカリで4000円前後の取引にマジかよと頭を抱えましたが、試合後でも余裕でもらえて余計な出費を避けられた今季初の満員御礼です。

点がいっぱい入れば楽しい

種市は堂々のピッチングでしたが150勝&2000奪三振の岸が相手に見殺しになるんだろうな、なんてのがビックリの岸撲殺です。
これほど悪い岸は見たことがない、ぐらいにストライクを取るのに汲々として2回7安打3四球6失点は昨季も叩きのめした安田の先制打が幕開けとなりました。
攻めながらも攻めきれずに何だかんだで抑えられるがお約束だっただけに二死満塁で切れるかとも思った打球がライン際に落ちて素晴らしい、さらには次の回にもタイムリー、そして今季初アーチも叩き込んで欠場もあって分母が小さいこともあり一気に.350まで率を上げて堂々たるものです。
負けじと藤原も追撃のツーベースにやはり今季初アーチと核弾頭としてオープン戦とは別人の装いを、開幕直前にフォームの微調整を行ったのがよかったと報じられていますがそんなものなのか、荻野の離脱もそのまま九番がよいと考えていましたが昨季の高部と同じく役が人を作るといったところもあるのでしょう。
そういう意味では昨日にキビキビとした動きを見せた友杉に代えた藤岡が岸攻略の口火を切りましたし、面白いぐらいに起用が当たりまくります。
おそらくは死球だったからではない中村奨の途中交代や茶谷、小川、大下らも使ってどこのチームだよと、変われば変わる吉井ロッテです。
それにしてもやっぱり野球は点取りゲームで点がいっぱい入って楽しかった、二桁安打に二桁得点、まさに娯楽を全身に浴びる一日でした。

どうする中継ぎ再編

七回からの継投は西村が2イニングを、そしてロッテファンの黒川に被弾して零封勝ちを取りこぼした横山です。
カスティーヨの抹消が何かと思えば右肩の違和感とのことで様子見では無いことからして軽くはなさそうな、中継ぎがしんどいのでとは吉井監督で開幕カードに先発が責任イニングにほど遠かったのもあるでしょうがそれはそのとおり、代わりが二軍で防御率5.40の横山なのは意外です。
数字的には唐川、小沼、鈴木、中村稔がよさげですし似たような防御率の東條、国吉には頭が痛い、そんな状況下でむしろピシャリではなく淡々と投げている西村が意外に存在感を示しそうな今日このごろでどうあれ中継ぎ陣の再編が避けられそうもなく、ここも吉井監督の手腕に期待しましょう。

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◆4月9日(日) 千葉ロッテ−楽天2回戦(ロッテ2勝、14時、ZOZOマリン、28,848人)
▽勝 種市 2試合1勝1敗
▽敗 岸 1試合1敗
▽本塁打 安田1号(安樂)、藤原1号(安樂)、黒川1号(横山)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、西村、横山—佐藤都、松川
楽天 岸、内、鈴木翔、伊藤茉、安樂、弓削—炭谷、安田

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