急転、暗転

あっという間でした。
五回までノーヒットピッチングだったものが六回に先頭打者から4連打で逆転されてしまい、ロメロの自己最多9勝目はまたお預けです。
その五回までは快投でもありませんでしたが適当にばらけるロメロらしいピッチングではあり、この急転、暗転の理由が分かりません。
ノーヒットの五回にしては80球弱で一気に疲れが出たのか、味方の拙攻が続いていたようやくの鴎の子を守ろうと力が入ってしまったのか、浅村への一球は映像を見る限りではゾーンに入っていましたしボールを握り損なった茶谷のエラーも絡んで、ジャスト10分の惨劇でした。

バッテリーミス多し

代わった廣畑も二死からヒット、暴投、タイムリーでこれまたあっという間でした。
それにしても今日はバッテリーミスが多く、リーグトップの盗塁阻止率を誇る佐藤都にして4つも走られたのはバウンドしたボールが多かったにせよ癖が盗まれている疑惑は先日からvs楽天で気になっている点で、ただ結果を責めている場合ではないでしょう。
そしてここぞで島内に打たれるのは毎度のことで、ああいう勝負強いバッティングが羨ましすぎます。

打てねーな、おい

翻って味方打線を見てみれば、相手のミスに犠牲フライと前日に続いてイヤらしい点の取り方はよかったです。
しかしそれを裏返せばタイムリーが無い、決められないと言うことでもあり、初回は二死一二塁、二回は一死二塁、三回は一死一二塁と得点圏に走者を進めるも茶谷のライナーが惜しかったですがあと一本が出ず、ふらふらしていた田中将を攻めきれません。
かつてほどではないにしてもギアチェンジに屈した、ではなく、こちらがしょぼかっただけに思えてしまいます。
その田中将との相性がいいにしても今月に.147でしかない佐藤都を五番に据えなければならない苦しさよ、そして前日に五番のレアードはベンチ外でした。
井口監督からすれば打順などは関係ないのでしょうから規定打席に達しているうちで3番目に打っている佐藤都ですのでそうでなくても当然なのかもしれず、その佐藤都が.216、4番目に打っているレアードが.199でリーグのブービーメーカーという恐ろしさです。
それでいて輪をかけて打てていないマーティンが代打で出てきただけという現実をベンチがどう考えているのか、育てられない反省が少しでもあればいいのですが、そのコメントの端々から打てないことを嘆いているだけ、愚痴っているだけの他人事に見えてしまいます。

ここも他人事

益田の抹消は「本人の中で調整の時間が欲しいと言われたので、彼の意見を尊重して」とは井口監督、これも他人事に聞こえます。
先日にその本人と話し合ったときはどうだったのか、その後の数日で益田に心境の変化があったのか、しっくりくるものではないでしょう。
そもそも本人ではなくこれはベンチが、井口監督が判断をしなければならないもので、選手会長というチームの中心でありここまで柱として奮投してきた益田に任せたと言えば聞こえはいいですが、苦しい判断を避けた、責任から逃げたとしか思えません。
どうあれ一軍に帯同しながらなどという中途半端ではなく浦和でそれこそ「しっかり」と調整して万全で戻ってきて欲しい、そう言えば前回に抹消されたときはその一軍帯同だったエチェバリアはどうしているのか、二軍戦にも出場をせずにやはり一軍帯同なのか故障なのか、もう日本にいなかったら笑います。

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◆8月20日(土) 楽天−千葉ロッテ19回戦(9勝9敗1分、18時、楽天生命パーク、22,874人)
▽勝 田中将 19試合7勝9敗
▽S 松井裕 38試合1勝2敗25S
▽敗 ロメロ 18試合8勝7敗
▽本塁打 島内12号(ロメロ)

▽バッテリー
千葉ロッテ ロメロ、廣畑、佐々木千、八木—佐藤都
楽天 田中将、西口、松井裕—炭谷

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