ニッカンの暴走はスコア詳細と銘打ちながらも経過を一切載せずにチアの映像写真のオンパレード、突き抜けていました。
そんな2試合目はこれまで痛み分けが多かったようにも思いますがサクッと連勝、楽天猿の主力がWBC代表に選出されて10代の選手が多かったこともありそうな、どうあれ勝つに越したことはありませんしこちらも高卒ルーキーにきっちりと打席を与えるなど意味のある国際交流試合だったと思います。
明日は休日で沖縄本島組は糸満に移動、つまりは超絶時短の一次キャンプが終了して来週からは主力どころが実戦モードに突入します。
イケイケ友杉
若手の抜擢にウキウキしたこの週末でしたが、今日は友杉が躍動です。
スタメン起用に応えて「プロ初ヒット」を含むマルチは打点付き、小川のルーキーイヤーも開幕までは意外なバッティングを見せただけに友杉もレベルが上がってどこまで走り続けられるのかが楽しみではあり、相手のレベルはあれど走攻守で可能性を感じさせるプレーぶりでした。
バッティングでは右方向が狙ってのものなのか昨季の松川と同じく引っ張れないだけなのかは現時点では分かりませんが実況の認識ではセンターから右方向が持ち味らしくその持ち味を出せたと思いたい、現金なもので打席ではその小さな体がもちっと大きく見えて雰囲気があります。
守りはあまり難しい打球はありませんでしたが肩は強そうなスローイングを、本人が一番の武器とする脚力も「プロ初盗塁」でアピールです。
当然に糸満への移動組に名を連ねて当面は小川、茶谷との争いになるのでしょう、茶谷がいずれも途中出場だったのは安田への刺客ではなくまず小川、友杉を確認したいベンチの意向だと思われ茶谷にもいい刺激になり、期待しすぎず甘やかせることなくバチバチと競わせてください。
今日もセンターで上手く逆方向に運んだ平沢や石垣残留の藤岡をどうするのかも吉井監督の嗜好が見えてきそうですし、野手陣活性化のキモとしたいです。
友杉の今後によってはセカンドの控えに押し出されるかもしれない小川となれば困るのは池田、セカンドとして魅せる場面でしょぼかったですし相変わらず固くて直線的なスイングはしかし当たれば打球に勢いはあるわけで、コースヒットではありましたが走者一掃のツーベースにホッとひと息でしょう。
打線全体としてはやはり実況が名手と祭り上げた楽天猿の若い二遊間に上手く処理された打球が多かったこの二日間に実質ヒットの打球も少なくはなく、ここまでいい調整ができていそうでそれをさらに押し上げるためにも村山、金田、勝又、黒川らさらに若い層の今後も楽しみです。
八番降格の安田はやや腰砕けのようにも見えるスイングはどこかゴジラ松井のそれに似ているフォロースルーが打球角度も似てくれよと、切なる願いです。
種市っ！
投げては先発の森は三回一死までは実況解説とも絶賛のピッチングでしたがそこからガタガタと、締まりの悪い終わり方となってしまいました。
非の打ちどころの無いコースに決まったかと思えば抜けて浮いたボールも少なくはなく、かと言って置きにいかれても困りますし悩ましどころです。
先発タイプだと考えますが一軍を視野に入れるのであれば短いイニングに注力されるのがよいかもしれない、そんなことも思った今日の森でした。
先発ローテの話題に中村って誰かと間違ってるんじゃないか、そんな戸惑いにも似た実況のリアクションだったすっかり好々爺と化した初芝推しの中村稔は山本大ばりの猫招きがさらに際立ったような腕の出所の見づらさは左打者への武器になりそう、糸満組に入れましたので今後もチャンスはあるでしょう。
そのライバルにもなれそうだった今日の坂本はこちらは川口みたいなフォームで左打者の一番遠いところに決まったコントロールを維持できるか、元々が制球難だけに出来すぎ感がありましたがこちらも糸満組となればどちらか一人の扱いなのか、右左にこだわる吉井監督かどうかも気にはなります。
そして実況が絶叫の種市のストレートはキャッチングにもよるのでしょうがいい音を響かせていて、手術明けですし長い目で見れば間違いなく先発起用が吉だと考えますがこの爆発力を見れば中で使いたいとなるかもしれず、この時期特有の皮算用ではありますが嬉しい悲鳴に喉がガラガラです。
