開幕スタメンがほぼ決まる

高部に続いて平沢の開幕スタメンが内定しました。
練習試合の終わりから一軍に合流しての成り上がりは3割を超える打率ですので安田の失速、池田の急ブレーキが無かったとしても最有力候補だったでしょうしサードに回されたエチェバリアも数字が上がっていませんから、7年目にして初の栄誉は当然のものです。
その開幕戦は出身地である仙台となれば家族や友人たちが駆け付けるのではないかと、一日1本を目標にレギュラーを掴んでもらいましょう。
そして他の面々もこの試合の顔ぶれが並ぶのだと思われ、唯一に流動的なのが五番というのが悩ましいですが福田光の抜擢があるのかまた守備でやらかしたもののやっとヒットが出た山口に回帰するのか、レアードを守らせてDHに佐藤都、もしくはDHマーティンで藤原か、もちろんショートは無風です。
今日は十八番の畳み掛けがありましたが大砲頼みは相変わらずで打線としての迫力に欠きますが、この開幕直前の最後の試合でも中村奨を途中で代えた、のが闇の体調不良が理由でなければ井口監督にそこはかとなく起用の変化が感じられますので、まったり期待をしてみます。

美馬ローテ

美馬はマーティンの落球、と言うよりは岡との連携ミスで失点しましたが5回3安打自責ゼロ、地元開幕カードでの先発が濃厚です。
突発性炎上症候群さえ発症しなければ打たせて取るスタイルはまだまだ健在で、そこは美馬ではなくベンチの見極めが問われることになるでしょう。
その美馬を五回で代えたのはぐじゅぐじゅの中継ぎ陣を試したかったからだと思われ、そして佐藤奨がまた沈みました。
どうしても中継ぎ左腕が欲しいのか結果を残せなかった成田に代わって佐藤奨をはめるもタイプ的にやはり無理っぽい、鈴木はあるいは勝利の方程式入りもありそうな勢いですから今季も対左打者を意識した継投は無し、無くてよいでしょう、力のある右腕がよいです。
そこに東條が滑り込めるかどうかは田中靖との天秤にもなりそうで、田中靖推しではありますが東條も捨てがたい、さてどうしよう。
ゲレーロは3安打に初の与四球で失点もこちらも守りに足を引っ張られての自責ゼロ、全体的にボールが高めだったようですが破滅的でもありません。
敢えて八回に投げさせたのにベンチの意図が見て取れて、その高めでもねじ伏せる球威がありますのでまずはそこから始めるのでしょう。

打てなければ走ればいい

打線はロッテらしいと言いますか先発に抑えられて落ちる相手には一気呵成に、分かりやすすぎでした。
高卒二年目の高橋宏は昨季に一軍での登板はありませんが今季は開幕ローテが噂されるだけのことはある、しかし思っていたほどにストレートで押すのではなくむしろ見せ球で落ちるボールに翻弄されての11三振は情けない、交流戦でまたぶつけられそうな予感があります。
マルク、谷元を打ち込んだのはあまり参考になりませんが藤原、佐藤都、藤岡、平沢とヒットが欲しい選手に出たのはよかった、いいイメージで開幕までの数日を過ごせるでしょう、その中でも三振の山を築きまくっている藤岡には井口監督もホッとしたのではないかと思います。
連日の好走塁は今日は4盗塁で打者には不利な球場で連日にいい野球ができていて、打てなければ走ればいい、ガンガン揺さぶりましょう。
それでも芯に捉えればスタンドインは根尾の頭上を飛んでいった藤原の飛球でこれがあるからベンチも諦めきれず、分かります。

明日への活力に！

◆3月21日（月）　中日−千葉ロッテ2回戦（1勝1敗、14時、バンテリンドーム、19,994人）
▽勝　西野　5試合1勝
▽敗　マルク　8試合1敗1S
▽本塁打　藤原2号（谷元）

▽バッテリー
千葉ロッテ　美馬、佐藤奨、東條、西野、ゲレーロ、小野—松川、柿沼
中日　高橋宏、清水、岩嵜、マルク、谷元、R.マルティネス—木下、桂、石橋