抑えて当たり前

そう思われているだけに、守護神は辛い商売です。
前の試合でも失点してヒヤヒヤさせてくれた益田は、しかしそれでも17セーブは松井と並んでトップの増田、平野佳とは1差でしかありません。
どうしても最終回での登板は勝敗の鍵を握るわけで、抑えて当たり前、打たれればことさらクローズアップされるポジションだけに厳しい目線にさらされることがままあり、その見返りとして同じぐらいの登板数でも中継ぎより年俸が高く設定されているにしても精神的にはかなりきついでしょう。
逃げ切りさえすればいい、益田がそれを口にしているわけではありませんが小林雅などは言い切ったことがあるような、そのぐらいの割り切りがなければやっていられないのかもしれず、とは言え見ているこちらからすればサクッと終えて欲しいのが正直なところではあります。
実際問題としてその言葉どおりに逃げ切ってくれるのであればよいですが、こと今季は益田が登板するとそこはかとない不安があるのは防御率2.89が示すとおりで、0.36の増田、1.33の平野佳、1.78の松井に比べれば一目瞭然、せめて2点台前半まで戻して欲しいと願う今日このごろです。

オスナはこの週末にデビュー

ただ益田ももう33歳となるシーズンで球団記録となる600試合を超えるキャリアですから勤続疲労は当然に、後継者探しが急がれます。
小野やら東妻やら、若手では小沼や横山らの名前が挙がりますがなかなかに壁は高く、そうなれば外国人選手に頼るのも一考でしょう。
ゲレーロの獲得もその一環なのかもしれず、オスナもそう、そのオスナは「ビハインドでも」とこの週末でのデビューが濃厚です。
メジャーの元セーブ王がNPBでどういったピッチングを見せてくれるのか、合う合わないがありますから必ずしも上手くいくとは限りませんし、上手くいったらいったで来季にメジャー復帰となるかもしれず、どうあれまず投げて見なければ話は始まりません。
ちなみに雑談の中で出ただけなのか、あるいは何かを嗅ぎ取って取材したのか、まず間違いなく前者なのでしょうが秋山を問われた井口監督が「投手を補強したばかりですからね」と否定的に、そりゃそうでしょう、打者は欲しいですがマーティンの代わりにはめるぐらいの覚悟が無ければいらぬ波紋が出るだけで、そもそも「ロッテにショーゴは二人は不要」とも思っていそう、きっと最後のピースなのであろうオスナの活躍を願うばかりです。

唐川が復帰登板

打撃陣の補強が無ければ益田に繋ぐリリーフ陣の底上げがさらに求められるわけで、そんな中で唐川が今日に初登板です。
ベテランが仙台まで遠征ってのも意外ですがそれだけ一日でも早い復帰が求められるチーム事情ではあり、次のイニングで降雨コールドですから唐川が投げていたときはもう降っていたと思われ、そんなコンディションでも1回を僅か8球で三者凡退に切って取りました。
二軍にいるので状態は推して知るべし、ではありますが渡邊佳、岡島、内田とそれなりの名前を相手にしてのもので、ほぼ全てがカットボールというらしさからして期待は高まりますが、そもそもどこを痛めていたかが分かりませんし問題は明日以降の体調でしょう。
佐々木千も一軍までそれなりに時間をかけましたし、投手陣に対する慎重度合いからして唐川もまだ先か、それでも背番号19の復帰が待たれます。

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