佐藤都の日

今日は鎌ケ谷に行く予定がグラウンドコンディション不良での中止で、それならばナイターに行けばいいやと思ったものの前半戦のシーズンクーポンは既に使い果たしていましたので招待券での席がいまいちだったために見送って、今季の地元初勝利を見逃してしまいました。
もっとも勝ったとは言いながらもモヤモヤ感が爆発の試合展開にかなり寒かったようなので先日のこともあり、老人は無理をせずに自重といったところです。
そんな試合は佐藤都が好守連発にサヨナラ犠牲フライと、先制点のワイルドピッチも佐藤都が打席のときでしたし、大活躍でした。
本人もお立ち台で言っていましたが今日は佐藤都の日、まるで神が舞い降りたかのようです。
ほとんどぶっつけ本番であろうファーストの守備は一二塁間の打球に対して捕りにいくかベースに向かうかのとっさの判断がまだぎこちないですが捕球の際にはレアードや山口とは違って体を伸ばしていますし、これで福浦や細谷ぐらいに股割りができるようになれば名手になれるかもしれません。
二度のバント処理は紙一重でしたが猛チャージでサード封殺はチームを救って、本人は捕手に意欲を見せていますし今後もマスクを被る試合はあるのでしょうが長い目で見ればどうなんだろう、松川をメインに外野よりもファーストを兼任で二番手捕手の佐藤都、が理想シナリオにも思えます。
その佐藤都が目いっぱいに体を伸ばして捕球した十回のプレーは微妙でしたが初回の中村奨のヘッスラはどう見ても手が早かったのでいってこい、です。

有言実行の石川

石川は藤原のやらかしが無ければ再びの零封だったかもしれず、ちょっと恐いぐらいに安定しています。
ストレートは140キロ前後と開幕戦と同じでしたが松川と息ピッタリで内をズバリと突いたりカーブでタイミングを外したり、そしてシンカーを縦横無尽にベース板を前後左右に使ってのピッチングは頼もしい、これで勝てないのが申し訳ないのですが終わりかけにも思えた石川が手術で蘇りました。
六回に突然乱れて死球があってのピンチも佐藤都の好守と併殺で切り抜けて、そして今日も無四球、今季は15回を投げて四球は1つもありません。
与四球の少ない投手ではありましたが手術後のそれは異常なぐらいに、逆に奪三振が減って「打たせて取るピッチング」へのモデルチェンジを口にしたとおりに実現して、150キロを投げる、としたときもきっちりこなしましたし、有言実行の石川です。
そんな石川に白星をプレゼントできなかった打線もしょぼいですがリリーフ陣にもヒヤヒヤさせられてばかりで、益田はまさかの連続四球でしたしゲレーロは3四死球、ここまで「一軍失格」のコメントは目にしていませんが、リリーフ陣の与四球病がきつすぎます。
ただゲレーロはあんなものなのでしょう、3試合に1回ぐらいであれば御の字ではないかと、唐川、佐々木千が戻ってくるまで何とか踏ん張ってください。

松川は少しずつ積み上げて

勝ったものの得点はいずれも相手のエラーが絡んだもので、今日もタイムリーが出ませんでした。
やっと今季初ヒットが出たマーティンを四番に、レアードを六番に下げましたが打順をいじっても状況は変わりません。
開幕投手が相手ですので簡単ではないにしてもここまでタイムリーが出ないのはしんどい、リーグトップのソフトバンクですらチーム打率が.228でしかないので見ていてそうは思いませんがストライクゾーンが広がりでもしたのか、それほどに投高打低です。
松川にチャンスの場面が続いて走者がいる三度ともに打てなかったですが打球方向の傾向としては上がり気味だと願いたく、打てなくても肩やブロッキング、そしてリードでも頑張っていますので一度に多くは求めず、少しずつでも積み上げていってくれればと思います。
和田の走塁死は立川が指摘したとおり大塚コーチのボーンヘッドでしょう、映像を見る限りでは何の指示も出していませんし、背中に目は付いていません。
コロナ特例で昇格した安田も果敢な守りに今季初ヒットも出て、ただ打席での落ち着きの無さがどうにも、六番、七番を極めてください。

明日への活力に！

◆4月1日（金）　千葉ロッテ−西武1回戦（ロッテ1勝、18時、ZOZOマリン、16,866人）
▽勝　ゲレーロ　3試合1勝
▽敗　平井　3試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　石川、益田、ゲレーロ—松川
西武　高橋、水上、平良、増田、平井—森