佐々木朗、真実を知る

佐々木朗は地元での初白星を手にすることはできませんでした。
プロ最長の6回を投げて4安打1失点ですので正真正銘のQSは、しかし前二戦とは違って打線の援護がありません。
朗希組で2試合連続先頭打者弾の荻野、2試合で3発のマーティンが華々しい活躍ができず、五回に相手のエラーで同点に追い付くのが精一杯でした。
しかしこれこそが本来のロッテ打線だと学べたと思えば前向きに、1点を失うことを恐れるのではなく力でねじ伏せるピッチングを志向してもらいたいです。

村上に手痛いプロ初被弾

そのピッチングは立ち上がりからMAX155キロのストレートをぐいぐい、は佐々木朗に限らないリードの傾向ではありますが、そのストレートを村上に弾丸ライナーで運ばれたのは内を狙ったストレートがシュート回転でもしたのか真ん中に入ってしまいました。
そこまでは柿沼も内を積極的に要求していましたが安全志向に舵を切ったか外配球が増えて、また変化球の割合も多くなったように思います。
スライダーがもうひとつ制御しきれず苦労していたようですがフォークはここぞで決まって迫力感には欠くものの、プロ3試合目では上々でしょう。
ここまで試合としても負けたことがありませんので持っていると言えなくもなく、ちなみにスコアラー席にあったモニターに表示されたストレートの回転数は2400回転の前半で平均は2200回転ほどらしく、この日の最高が益田の2700回転ちょっとでしたので2700回転超えを狙いたいものです。

レアードはまだ続く

やはり2400回転ぐらいだったサイスニードに手こずった打線は、ラッキーエイトにレアードが決勝点となるホームランを放ちました。
レアードらしく外のボールに前傾になりながらもそれでも最後は左腕一本で左中間スタンドへ、値千金、万金、億金です。
序盤はしょぼく内野安打しか打てず、サイスニードがようやく制球を乱したり拙守だったりとチャンスとなっても前日の繰り返しのような拙攻だっただけに、交流戦を五分に戻した一振りはチームを救い、そして昨日今日とブレーキとなってしまった中村奨、角中を救いました。
やや勢いが落ちかけたかと思っていましたがどうしてどうして、マーティンに2本差と迫る本塁打王争いに打率も3割までもう少しです。
打順を一つ上げた安田も2四球は例によっての見過ぎ感であれですがヒットもしっかり打ってじわじわと、前半戦が終わるまでに2割5分までは上げください。
中村奨のホーム突入はタイミングはアウトな打球でしたので外野に飛んだヒットがようやく二本目だったことで大塚コーチがギャンブルに出たのだと思われ、次がレアードだっただけに議論が分かれそうですが、ヘッスラだったことを除けば自分的にはありとの見解です。

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◆6月10日(木) 千葉ロッテ−ヤクルト3回戦(ロッテ2勝1敗、17時45分、ZOZOマリン、4,855人)
▽勝 唐川 29試合4勝2敗
▽S 益田 29試合4敗16S
▽敗 清水 29試合3敗1S
▽本塁打 村上18号(佐々木朗)、レアード15号(清水)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、佐々木千、唐川、益田—柿沼、佐藤都、江村
ヤクルト サイスニード、大西、今野、清水—中村

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