佐々木朗、160キロの壁を越える

佐々木朗が自己最速タイの163キロをマークしました。
他球団のスコアラーや井口監督も「この球場はスピードガンが甘い」と指摘していたようにその数字を額面どおりには受け取れないのでしょうが、それでも異次元のストレートであることは間違いないでしょう、投じた26球のうち22球がストレートで160キロオーバーは16球、平均でも160キロを超えています。
フォーク、スライダーも140キロ台後半で3キロ程度を差し引いたとしても普通に投げられれば打たれることは無さそうな、本人が意欲を見せる中6日でのフル回転に身体が耐えられるか、打線の援護があるか、ボールそのものよりもそこがポイントになりそうな2022年の佐々木朗です。

小島も負けない

その佐々木朗が2回2安打1奪三振だったのに対して二番手の小島は2回1安打2奪三振、数字では小島が上回りました。
両投手が揃って投げる試合に佐々木朗が先発でしたからベンチの思惑が見て取れますがこうなると難しい、普通に考えれば昨季にチームの勝ち頭だった小島が開幕投手で佐々木朗は地元開幕が妥当ではありますが、ずるくもソフトバンクの九州と同じく広義の地元としての「東北」での開幕投手とはマスコミも後押ししそうでかつ大義名分にもなるだけに、小島には「地元」の栄誉が落としどころかもしれません。
雨で流れた昨日の先発だったのかもしれない鈴木はやはり2回で3奪三振のパーフェクトはこのまま先発でいくのか、むしろ今日のこのピッチングこそがロングもできる短いイニングでの爆発性を証明しているようにも思えるのですが、こちらもまた悩ましいです。
土居、東妻、小野と中継ぎ陣を厚くしたいメンツはスコアテーブルを見る限りではもうひとつアピールできなかったような、それでも無四球はよいことです。

打てませんなぁ

宮崎ぐらいからぽつぽつ主力、ベテランが合流し始めるでしょうから勝負の沖縄本島だったはずの若手は、なかなか目に見える結果が出せません。
この時期ではありますが今日も散発5安打でタイムリーはゼロ、ワイルドピッチを連発した柿木にめぐんでもらった1点のみでした。
そんな中で今日も池田がマルチヒットはセンター中心のバッティングで、四球を選んで見逃し三振はプロのボールを見ようとの意識の顕れか、それでいて積極的に振りにいくこともありますし、相手バッテリーからすればやっかいな存在になってくれそうな期待感があります。
だからこそタイプ的にどうかな、とも思える核弾頭で試しているのかもしれず、まだ投手のレベルやビギナーズラックなところもあるでしょうがこれが続くようであれば開幕を意識してのサードでの起用があっても面白い、それぞれ1安打の茶谷、小川とともに内野陣を引っかき回してもらいましょう。
そして松川に佐々木朗、小島が投げるところで先発マスクを被らせたベンチの思案が奈辺にあるのか、加藤、佐藤都の尻は火が付いて真っ赤っかです。

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日本ハム 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 6 0

◆2月19日(土) 日本ハム−千葉ロッテ1回戦(1分、13時、名護、はてな)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、小島、土居、鈴木、東妻、小野—松川、佐藤都
日本ハム 根本、玉井、柿木、堀、谷川、鈴木、福田—清水、郡

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