静かな試合

両チームとも3安打で先発が代わった六回以降はノーヒット、静かなスコアレスドローでした。
貧打という側面はあるのでしょうが見事な投手戦でもあり、ただ小島も和田もねじ伏せるタイプではないだけに通好みではあっても一般的には見応えのある試合ではなかったかもしれず、しかし打撃コーチが頭を抱える一方で投手コーチには実り多かったのではないかと思います。
小島は前回の2被弾を反省してか丁寧に打たせて取るらしいピッチングはテンポよくスピード、コントロールとも昨季中盤戦以降の好調時を思い出させるような内容で一部に地元開幕戦にとの報道もあり、とんねるず石橋は佐々木朗を予想していますが、どちらであれ楽しみな今季初観戦になりそうです。

西野は中継ぎスタート?

二番手以降もほぼ無難に、国吉はきれいに落としていましたし田中靖は簡単に、西野はストレートが走り八木は豪快でした。
さりげなく中継ぎ陣のキーマンは田中靖ではないかとも思っていて戦力外かもと心配になった昨季最終盤からの立ち直りの兆しが見られたのが喜ばしく、開幕二軍スタートにはなるかもしれませんが長いペナントレースで田中靖の力が必要になるときはきっとあるはずです。
そして最終的には先発ながらも最初は中継ぎスタートも、と井口監督の試合後のコメントは西野です。
肘の手術明けですから連投させるのは不安がありますがかと言って先発で球数を投げさせるのもそうですから、慣らしという意味ではありかもしれません。
このあたりは唐川、佐々木千がチームが週明けに地元に戻ってきて合流できるかどうかが鍵を握りそうな、かつての守護神の動向が注目です。
廣畑と競い合うように頑張っている八木もその廣畑とともに新風を吹き込んで欲しい、今日ぐらいのストレートであればフォークも活きてきます。

また左腕かよ

打線は初回こそ藤原、中村奨が粘って球数を投げさせましたがその後は和田に翻弄されて、地元開幕カードに先発してくるに違いありません。
それだけではなく初戦の大関、大竹耕、嘉弥真、今日の笠谷、田浦と改善しつつあると思っていた対左腕がそうでないと相手が見ていてそして抑えられて、昨日も左腕、今日も左腕、明日も左腕、これに倣ってどこもそんなことになってしまいそうな予感があります。
どうしても慣れというところで左打者よりも右打者に期待をするのですが今日の3安打は平沢、藤原、高部と全てが左打者という現実は山口でしょう、先日からずっと調子を崩したままで悪いときの中村奨、井上のように外のボールを引っ掛けるバッティングが続いています。
たまに右方向に打球が飛んでも持ち味の叩くスイングができておらず、元々が開き気味のフォームだけに見透かされているといった感じでしょう。
勢いが止まり気味の池田はとにかく振りたい気持ちをやはり見透かされて釣り球に思わず手が出てしまい、ここは経験と積み上げていくしかありません。
一方で打ち取られた打球もしっかり叩けて内容があったのが平沢で、ファールで粘って四球を選んで、いい味を出せています。
連日の藤岡の欠場がそれはそれで気になりますがしかしそれでショート平沢かと言えばエチェバリアがどうの以前に動きは悪くないですしスローイングの乱れもありませんがとにかく肩がイマイチでファーストが福浦、細谷レベルでないとしんどそうな、それでも開幕一軍に近づいている踏ん張りが嬉しいです。

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◆3月6日(日) ソフトバンク−千葉ロッテ4回戦(ソフトバンク2勝1敗1分、13時、PayPayドーム、16,347人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、国吉、田中靖、西野、八木—加藤、松川、柿沼
ソフトバンク 和田、笠谷、田浦、津森、又吉—甲斐

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