KYで粉砕

日本ハムは同じ1勝1敗であれば前日と入れ替えたかったのではないかと、札幌ドーム最終戦をKYで粉砕しました。
流れ的に劇的な逆転ドラマになりかけましたが近藤のタイムリーがその打球を足に当てた五十幡のおかげでチャラになって、そのまま一気にがぶり寄りです。
守備妨害で五十幡のアウトは分かるのですがホームインしたセカンド走者がサードではなくセカンドまで戻されたのは意外で、ルールがいまひとつ分かりませんが当たったところでボールデッドになってその時点でサードに至っていなかったからなのか、どうあれラッキーでした。
怒濤の連敗で終わったらもしかしたら球団も井口監督の続投を翻意するのではないかとの期待が無かったわけでもないので微妙な勝利ではありますが選手のためにはよかった、ちなみにBIGBOSSは最下位を「この責任は監督、BIGBOSSが悪いです」としましたが5位に監督の責任は無いロッテです。

月間MVPいけるかな

美馬は6回途中までを8安打3失点、2年ぶりの二桁勝利です。
条件が悪い札幌ドームでスポット開催をするチームが今後にあるかは疑問ですが、それまでは「最後の勝利投手」として名を刻まれることになります。
ピッチングとしては今月のここまででは一番に悪くいきなり先制ツーランを浴びてその後も3イニング続けて先頭打者を出すなどガタガタッといってもおかしくはなく、しかし件のラッキーもありましたし突発性炎上症候群を発症することもなく凌ぎきりました。
これで今月は4勝で防御率0.84ですから月間MVPがいけそうですが、しかし優勝争いをしている山本も4勝の防御率1.13であと1回は投げるでしょうからその結果次第か、中5日で明後日に投げて最終戦もスタンバイしそう、そうなれば鍵を握るのは永久凍土打線になるのでしょう。
美馬が残したピンチ、と言うほどでもありませんが抑えたのは岩下で、ここのところイニング途中の交代が多くなっている継投です。
先発が打ち込まれてのそれは普通ですが直前の打者を抑えたのに、というパターンが目立ちます。
次の打者がことさら相性が悪いわけでもなくその試合で打たれていたわけでもなく右左を意識してのものでもなく、今日の美馬は98球でしたので球数なのか、それで出てきた投手が打たれるケースがままあったりもして、今日は岩下が四球はあれど無事に切り抜けてくれました。
その岩下のイニング跨ぎは何だったんだろう、7点リードであっても石橋を叩いたのか、一方で野手陣は中村奨を引っ込めましたので益田はどうした、です。

アジャ、来季だ!

さすがに美馬に慮ったのかレアードと岡のスタメンはありませんでしたし応援歌も流れませんでしたが、試合が決まってからの途中出場です。
レアードはそりゃそうだろの空振り三振だったものの岡はしぶとくセンターに運んで、いい思い出になったのではないかと思います。
上沢を攻めあぐねてた打線は藤原の今季初アーチから風向きが変わって、上沢はそこまで抑えてはいましたがファールで粘られるなど球威もキレも足りていなかったのか、そのファールで粘った藤原を皮切りに制球の乱れも重なって日本ハムベンチからすればあっと言う間だったでしょう。
井上のらしい右への同点タイムリーツーベースで終わらずに荻野が2点タイムリーを、そしてお久しぶりの山口が豪快にチームトップに並ぶ15号です。
井上も負けじと今度は豪快に引っ張っての弾丸ライナーで7号は143試合換算で20発に近いので、来季の完全復活を楽しみに待ちます。
余談ですがここ数試合は別人のように終盤に控えを出場させたのが露骨なアピールにも思えて、大差であってもそんな起用はしなかったこれまででした。

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日本ハム 2 0 0 1 0 0 0 0 0 3 9 0

◆9月28日(水) 日本ハム−千葉ロッテ25回戦(ロッテ14勝11敗、18時1分、札幌ドーム、41,138人)
▽勝 美馬 20試合10勝6敗
▽敗 上沢 23試合8勝9敗
▽本塁打 近藤8号(美馬)、藤原1号(上沢)、山口15号(上沢)、井上7号(吉田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、岩下、中村稔—松川、柿沼
日本ハム 上沢、河野、井口、吉田、石川直、伊藤—古川裕、宇佐見

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