和田が嬉しいプロ初アーチ

和田が念願のプロ初アーチで勝利に貢献しました。
吉井監督のコメントは「低いライナーを打ってほしいなと思っていたので、結果ホームランになったんですけれど、狙うんではなく、たまたまというのが和田の目指すところだと思う」と自分の思いとは違うのですが、とにもかくにもスタンドには届きませんでしたが正真正銘のホームランです。
やや低目のボールをフルスイングではないにしても拾った感じでそこは吉井監督の思惑とも違ってどうなんだろう、評価は上がらないかもしれません。
せっかくの思い切りのよさを殺してしまうのはとにかく反対のスタンスで、それでも身長どころか細いままの体重にも満たない対左腕にもスタメン抜擢は吉井マジック、と言うよりはザル感のある石川慎とまだ下半身に不安がありそうな荻野をカバーさせたかったのでしょう。
そんなニッチな立場はきっと変わらないでしょうがまだ20代半ば、風向きが変わることもあるでしょうから自らを見失わずに頑張ってください。

石川慎の狂い打ちは続く

石川慎は移籍後初アーチをかっ飛ばしました。
こちらもさらに低いボールをすくい上げるようなスイングで確信歩きに自信が満ち満ちていて、どうしちゃったの、といった感じです。
今日も左腕に対して3安打は分母が小さいにしても6割って異常、これだけ打ってくれれば守備のミスも少しぐらいは目をつぶれます。
右にも4割超は使い続けてもよさそうですがそこは角中との併用が上手く回っていて、適度かつ適切な休養にもなっているのでしょう。
使い分けというところではショート藤岡、左をことさら打っているわけではないですが友杉が不得手にしているデータによるものと思われます。
こちらもいい刺激になってしかしお互いに来季に続く保証は無いため、出番があるうちに刻みつけておきたいものです。
貴重な2点タイムリーの山口は前日ほどではなくもやや高めの外を上手く運んで少しずつらしさを取り戻しつつあるのかこれで低目を見逃せるようになればよし、一方で4タコの中村奨は凡退に指笛が響いて守備固めを出されてブロッソー を当て馬チックに体調不安があれば置き換えましょう。

有言実行

カスティーヨが先発陣には珍しく有言実行で両目が開きました。
その言葉どおりに低くボールを集めてほとんど高めに浮くことはなく、浮いても胸元あたりでそこを痛打されましたが5回零封は見事です。
立ち上がりにいきなり3連打で前日の仕返しを食らうのかと頭を抱えましたが柳田を三球三振に柳町をゲッツーに仕留めて、その後も無難に凌ぎました。
チェンジアップがいい感じに決まってこれぐらいに投げられれば大怪我は無さそう、投げてみないと分からない的な見えづらさがあるため難しいですが佐々木朗の離脱でそんなことも言ってはいられず本前、森と五番手、六番手で機能してくれるよう願うばかりです。

怖い、恐い

そのカスティーヨが75球で交代は五回に2安打を浴びたことで、よりもスタミナの問題が大きいように思います。
そもそもがリリーフで獲ったわけで10代のときしか先発経験が無く、そういった調整をしてきたわけでもなくそこは仕方がありません。
ただカードという切り口では続けて先発が五回で降板して前日は横山、坂本、ペルドモ、今日は東妻、西村、澤村と連投させないのはよさげですが明日はどうする、総動員なのか、もし小島が躓くようなことがあれば同期同い年の中村稔に刺客となって後始末をしてもらいましょう。
それにしても澤村も益田も怖い、恐い、ともに二死から澤村は四球で益田は連打で放り込まれれば同点というピンチを作り上げるって酷暑にお化け屋敷は過剰サービスで柳町が浮いたスプリットを虚を突かれたように見逃してくれて、中村晃が高めのストレートに詰まってくれて助かりました。

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◆7月29日(土) ソフトバンク−千葉ロッテ15回戦(ロッテ9勝5敗1分、18時、PayPayドーム、40,062人)
▽勝 カスティーヨ 6試合2勝2敗
▽S 益田 40試合2勝2敗26S
▽敗 大関 14試合4勝6敗
▽本塁打 和田1号(大関)、石川慎1号(大関)

▽バッテリー
千葉ロッテ カスティーヨ、東妻、西村、澤村、益田—佐藤都
ソフトバンク 大関、津森、笠谷—谷川原

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