合い言葉はトゥエルブ

トゥエルビはかつてロッテ戦を多く中継していたBS放送局です。
糸満に腰を据えての練習試合はここまでの7試合に積み重ねたヒットは83本で1試合あたり11.85本、今日もそうでしたが5試合に12安打を放っています。
時期的に相手の投手のレベルがあれですがこちらの打者のレベルもあれですからそこはイーブン、チーム打率は優に3割を超えてどうしちゃったのよ、この傾向はロッテに限らずまだ投手優位のはずがまるでKBOのような打高投低はロースコアの試合がほとんどありません
そういった環境がどうあれ永久凍土打線を少しでも溶かさなければならないロッテとしては打者が気持ちよくバットを振れているのはいい感じで、ほぼ均等に機会を与えられてモチベーションが上がっているのもあるのでしょう、明日を一区切りに沖縄を去って徐々に東上していきますがこの調子でお願いします。

ダイナマイトどんどん

命名した吉井監督にこのフレーズが脳裏にあったかどうか、山本に待望の一発です。
ここまで4割近くを打っていますが例えば茶谷は6割を越えて藤原は4割台、山口に何だかんだで安田もやはり3割台後半とそれほど目立つことはできずにそして山本に求められるのは長打、となれば本人も気にはなっていたでしょう、沖縄で1本を打てたのは嬉しすぎます。
そのうちに荻野、高部も合流するでしょうし突っ走る山口、藤原と外野の厳しい争いにムラはあれど岡がさすがの打席を見せたところでこのアピールは大きい、ベンチには引っ張り上げたい思惑があるでしょうから目に見える数字を叩き出せたことで高知にも連れて行ってもらえるでしょう。
ここからどこまで上乗せできるか、昨季は最後の最後の一軍で2打席2三振と辛酸を舐めてやり返してやるとの思いを爆発させる山本であってくれよと期待します。
そんな山本のアーチは喜ばしくも驚くに値しませんがビックリしたのは小川、イースタンでも打ったことがない「快挙」に加えてスリーベースに3安打猛打賞はサイクルヒットになればポジションをぐいっと引き寄せられたのにそこは残念、しかし小川もこれで4割を越えました。
守ってなんぼのショートではありますが前評判はともかく茶谷、友杉とそこに顕著な差が見られないだけに打てればレギュラーが近づくとは本人の言葉どおりで、ルーキーイヤーに故障で勢いを殺してしまった轍を踏まずに快音を響き渡らせられるか、友杉もマルチで茶谷もヒットを欠かさずヒートアップが心地よいです。

伏兵見参!

種市、岩下と自己評価はさておき数字が伴わない面々にベンチが業を煮やしたか今日の先発は中村稔、そしてその期待に応えました。
4回48球零封は1四球のみで存在感を見せつける大成功、ねじ伏せるのではなく翻弄して打ち取るというスタイルは亜細亜ボールの復権が理由かもしれません。
昨季終盤に手応えと口にしていたのは田村のアドバイスで速くなりすぎているその亜細亜ボールに微調整を加えたとのこと、本人も先発への意欲を隠しませんし七回までノーノーの実績があって同期同い年左腕の小島へのライバル心がギラギラと、次も抑えればひょっとしたらひょっとします。
次いだ廣畑が2イニング目にヒットを打たれてノーノーは成りませんでしたがエラーにもめげずに耐えて、しかし東妻がぶち壊しました。
いきなりの死球から3連打ってどうよ、ベンチもそうですがファンからしても独り相撲に呆れてしまいそれがずっととなればさすがにもう無理かな、一昨年に台頭の兆しがあったものが昨季に豪快に躓いて踏み止まることができずにゴロゴロ転がり落ちていくその先に何が待っているかは誰も分かりません。

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◆2月22日(水) DeNA−千葉ロッテ2回戦(ロッテ2勝、13時、宜野湾、不明)
▽勝 廣畑 3試合1勝
▽敗 笠原 2試合1敗
▽本塁打 小川1号(笠原)、佐藤都2号(入江)、山本1号(入江)

▽バッテリー
千葉ロッテ 中村稔、廣畑、東妻、坂本—田村、松川
DeNA 笠原、阪口、田中健、三嶋、伊勢、入江—松尾、山本

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