鴻巣の小島が所沢で勝つ

ルーキーイヤーにボコボコにされて西武、所沢を不得手にしていた小島ですが昨季に持ち直して今季は2試合2勝、続けて7回を投げてすっかりお得意様です。
小宮山、大谷のイメージを引きずっているのかなぜかコントロールがいいと思われている節がある小島ですがそんなことはなくコーナーを意識しすぎて崩れることが少なくなく、それが前日の種市と同じく今日は思うように投げられたのではないかと、3安打2失点のナイスピッチングでした。
4回まで僅か39球のパーフェクトにぞわぞわした雰囲気が出てきそうと思った矢先にこの試合で唯一の四球から初安打がタイムリーとなり、マキノンと言えば小学生ぐらいのときに細菌の死骸だと勘違いしていた白い泡が浮かんでしまうのですが2試合続けてのアーチを浴びて、効率がよすぎる失点は勝てばご愛敬です。
台頭のきっかけとなったストレートの増速は各球場ともかさ上げしているにしても140キロ台半ばをコンスタントに今日は変化球が多めでしたがチェンジアップ、スライダーとの球速差を上手く使えていてフォークの代わりのシュートもちょこちょこ投げて、5月上旬にして昨季の勝ち星に並びました。

六者凡退

僅か1点リードでの八回、九回に尻がもぞもぞしたのは自分だけではないはず、それがペルドモ、益田が三者凡退でピシャリと逃げ切りました。
ペルドモは先頭打者の打球が茶谷のグラブをかすめてファールグラウンドを転々と、映像を見れば当たっていたのは間違いなくそれがファールエリアだったかどうか、松井監督のリクエスト要求が通らなかったのは説明を受けたときにえっと仰け反っていたのであるいは申請するまでの時間が過ぎていたのかもしれません。
どうあれペルドモにとってはラッキーでその後を抑えてここのところ不安定なピッチングばかりだっただけに、これで落ち着いてくれれば助かります。
益田もボール先行になるシーンはあれどいつもの明らかなボール球がほぼ無かったのがよかった、これでリーグトップの10セーブで200セーブまであと8つは名球会が見えてきそうな届かなくてもそれに近いところまでいけば史上3人しかいない150セーブ&150ホールドもあり藤川がオッケーなら益田も特例入会はありです。

四番問題・・・

絶好調の茶谷を外して今季は左腕を得手にする藤岡を起用した吉井マジックは不発ながらも小技が効いて1点差ゲームをものにして、ぶっちゃけ四球とバッテリーミスで勝たせてもらった感が無いわけではありませんが相手に与えるダメージとしては猛打大勝より大きかったかもしれません。
外中心の攻めは変わらずも前日の爆発で中村奨は3四球とそれもありエンスの球数が増えたのも地味にじわじわと、ノーヒットでしたがやはり球数を稼いだり爪先をかすった死球や三振がパスボールにとそのプレーが得点に繋がって持っているアピールができた池田と連日の貢献でした。
それだけに四番問題がクローズアップされて5安打でしかなかったですが8四死球でチャンスは数多かっただけにもうひと押しできなかったのが明日への課題で、ベルト付近への失投がままあるわけでもないポランコは勘定に入れづらいですし、マルチで2割8分台まで上げた岡などスタメンの顔ぶれが楽しみではあります。
さくっと勝ち越して眼下の敵を蹴散らして2位に浮上もここまでくれば3タテを食らわしたい、難敵平良を攻略すれば勢いが付きそうで小島がお立ち台でプレッシャーをかけた西野を打線が援護できるかどうか、前回対戦では攻略しきれませんでしたが今井にリベンジしたのですから平良にもです。

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◆5月10日(水) 西武−千葉ロッテ7回戦(ロッテ4勝3敗、18時、ベルーナドーム、10,809人)
▽勝 小島 6試合3勝1敗
▽S 益田 14試合10S
▽敗 エンス 6試合1勝5敗
▽本塁打 マキノン6号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ペルドモ、益田—田村
西武 エンス、ボー、森脇、ティノコ、青山、平井—古賀、古市

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