小島降臨

前回のプロ初完投勝利に続いてプロ初完封勝利、負けていればイヤな流れになっただけに小島には神々しさすら感じられます。
西武が不甲斐なく負けてソフトバンクも圏外に去りつつあるので上位3チームの差に変わりはなく、厳しい戦いはまだまだ続き、しかし充実の秋です。
営業担当もほっと一息ではないかと、今日のチケット販売は週末カードであってもいつもであれば優先販売後も何席かは残っているGI席は完売でVS席ですらほとんど埋まっていて、ダイナミックプライシングが大爆発、明日も勝って勝ち越しを決めれば残りの中止分のチケットも恐ろしい価格になるでしょう。
その明日は立野かと思えば前回に勝った翌日になぜか抹消されていて河野、左に弱いロッテ打線への意識もあるのでしょうが固定主義による慣れもあってか昨季までほどに苦手でもなく加藤、宮西も攻略しましたので、ボコボコにして石川に136日ぶりの白星をプレゼントといきたいところです。

小島が別人のように

左腕の完封勝利は古谷以来の7年ぶり、2試合連続の完投での勝利はいつの誰以来かが分からないぐらいに稀有な活躍です。
完投勝利のときも見事なプロ入り後の最高のピッチングでしたが今日はさらにそれを上回る内容で、付け入る隙を与えませんでした。
唯一のピンチはまた六回かよ、の一死一二塁をエチェバリアの好守もあって凌ぎきり、以降に内野安打1本は吉井コーチも安心して見ていられたでしょう。
100球を超えての続投は井口監督からの打診に「いきます」は当然で、こうなると勝利の方程式が逆に間隔が空きすぎるのではと贅沢な悩みが出てきたりもして、石川は六回が目処でしょうから小島はそのいいアシストもできたのではないかと、明日は総力戦です。
早打ちに助けられもしましたがそれもゾーンで勝負ができていたからこそ、右打者限定ですが内も突けていましたし、ストレートも最後まで140キロ台をキープしてもう別人のようで背中のチャックを探したくもなりますが小島は小島、自己最多の8勝で同い年の岩下に並ぶチーム勝ち頭でこの先はフロンティアです。

あとは藤原

打線は四回二死までノーヒットとどうなることかと思いましたが、そこから先制、中押し、ダメ押しと、久しぶりにいい点の取り方ができました。
しかも四回、六回、八回といずれも二死無走者からの得点という粘っこさで与えたダメージも大きく、ここのところは藤岡を起点に下位でチャンスを作って上位でというパターンが多かったですが、今日は中村奨、マーティン、レアードとクリーンアップが機能したのが喜ばしいです。
マーティンは2四死球ですのでまだまだですがレアードが一発を含む3安打猛打賞で3打点を稼ぎ、打点王争いで島内を急追です。
四回の先制が1点で終わらずに山口がしぶとくセンター前にはじき返したのも小島の好投を支えて、明日も左腕ですので六番スタメンでしょう。
あとは二番が機能すれば大量得点となるのですが今月は自身もそう、欠場中も菅野や高部など二番がぶった切っていますので藤原次第です。
振りにいってはいるので迷いはないのでしょうがそうなれば結果が欲しい、明日はとにかく一本を出して地元に帰ってきてください。

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◆9月19日(日) 日本ハム−千葉ロッテ17回戦(ロッテ10勝3敗4分、14時、札幌ドーム、4,999人)
▽勝 小島 19試合8勝3敗
▽敗 加藤 20試合4勝7敗
▽本塁打 レアード24号(加藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島—加藤
日本ハム 加藤、井口、宮西、鈴木健、上原—清水、石川亮

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