動き出したオフ

日本シリーズ進出を逃して、オフが動き始めました。
名も無きものも含めて球団関係者が絡んでいるわけではないようですが、まずは外国人選手の異動情報です。
各紙とも一斉にですが選手のコメントは同じですのでどこか、おそらくスポーツ紙ではなく共同通信あたりがとったものをベースにあれこれ憶測を流しているような、例えばレアードはタブロイド紙が争奪戦勃発と煽る一方で球団が残留要請と冷静なところもあります。
そのレアードにはもちろん残ってもらいたいですが守りの脆さが見られ始めたのと来季に35歳ということで年俸もそうですが複数年契約の是非が問われることになりそうで、300万ドル、3年、の数字が出てくれば残念ながら次を探し始めた方がよいでしょう。
エチェバリアは残すべきと考えますが打撃が上向くかを見極める単年契約とするか、いけると見て複数年での囲い込みを図るのか、こちらもレアードと同じく手数料を多く取りたい代理人の意向も働くでしょうから本人の「居心地がいい」「残りたい」の言葉で安心できないのはデスパイネで経験済みです。
契約として無風なのは昨オフに2年契約を結んだマーティンと、結んでいたらしいハーマンです。
マーティンはメジャーのように延長交渉をしてもよいと思いますが2年続けての足回りの故障はパワーを求めての増量も原因の一つでしょうし、実はレアードと同い年だったりもして、太りすぎや代表チームでのハードワークも理由であれ1つ年上のデスパイネの昨季、今季からして前のめりになる必要も無いでしょう。
昨季の成績から分からないでもないですがハーマンと38歳のシーズンまでの契約に躊躇が無かったのであれば、そして今季の数字が判断材料にもなります。
哀しいかな外国人選手との契約がドブに捨てたようなものになるのは珍しいものでもなく、そのハーマンは複数年契約との報道がそうであったとしても破棄でよいと考えますし、ポストシーズンに戦力外通告をされたも同然で帰国をしたことからしてもリリースでよいです。
球団側の思惑として微妙と報じているところもあるのがロメロとフローレスで、ロメロは離脱の理由とその後があまりに胡散臭いので球団が及び腰になるような事由があるのかもしれず、評価が低すぎるように思えるフローレスは他でやった方がよいのかもしれません。

石川は本人次第

石川もポスティングについては「どうなんですかね、ないんじゃないですか」、今季に取得した国内FA権については「分かりません、何も考えていないです」とソースは同一なのでしょうが、これを後ろ向きと捉えて残留濃厚とするところと、逆に未定を強調して熟考とするところと、なかなかに面白いです。
レアードのそれと同じく一つのものから見解が分かれるのは正しい報道の姿ではありますので、見出しに一喜一憂は疲れるだけでしょう。
その石川、これまで球団はずっとポスティングを後押しすらしている雰囲気でしたから、それが国内移籍であれ本人の意向次第になると考えます。
やはり来季に34歳という年齢的なものと、皮算用ではありますが先発陣では佐々木朗、小島ら若手の台頭に種市、西野と故障組の復帰と指を折れば、ここ数年の低迷から手術後は輝きを取り戻しつつはあるものの、少なくとも大型契約での引き留めになるとは思えません。
またメジャーもそうですが環境が変わることによるマイナスも考慮に入れれば、球団としても本人としても単年での残留がwin-winでしょう。
石川には薄めの髭での五右衛門ぶりを、美馬とともにもう少し先発陣を引っ張るベテランの有り難みをもたらしてもらいたいです。

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