三日天下じゃ終わらない

明智光秀は信長を屠ってから11日後の山崎の戦いに潰えましたが、もし今日に負けてズルズルと後退するようなことになれば5日に天下を取って7日に引きずり降ろされる足掛け三日間、文字どおりに三日天下に終わるところでしたから反攻の首位奪還で、奇しくも山崎颯の戦いを制しました。
もっとも山崎颯には攻略どころか6回3安打1失点であわやプロ初勝利を献上するかという展開で、しかし二木が立ちはだかります。
今季最長に並ぶ7回を来田の一発のみに抑えて85球の省エネピッチはあと6球を投げていれば八回の続投はあったかもしれませんが仕方なし、それでも130キロ台後半ながらもそれ以上にも感じられるストレートが低めに決まり、フォークも制御できて久しぶりにらしいピッチングを見せてもらいました。
これだけ投げられればどこを相手にも勝てるでしょうから継続は力なり、登板間隔が空いての好投であればそれはそれで情けなくもそれで勝てるのであれば思い切って佐々木朗パターンにはめるのもありではないかと、そう大胆にいけるかは明日の石川の戻り具合にもよります。
そして眼前のオリックスを叩かなければなりませんが千賀の復活に森も復帰したソフトバンク、16安打猛爆の楽天も勝っていますので風雲急を告げる、です。

マーティンが8000号

早い仕掛けが欲しいものの終盤にひっくり返すのが十八番になりつつある、悩ましい逆転勝ちです。
山崎颯の150キロ前後のストレートに押され、詰まられ、カーブでタイミングを外されて五回まで1安打の沈黙は、前回登板で2回5失点だったことからすれば教育機関に成り下がってしまったかのよう、ようやく六回に角中が自身かつチーム2本目のヒットを放ってマーティンの同点タイムリーツーベースで夢を砕きましたが、それも杉本が打球処理を誤らずに俊敏に動いていれば弾丸ライナーだっただけにホームインはできなかったかもしれません。
そしてマーティンの球団8000号は自己最多に並ぶ値千金となる25号スリーランもこれまた弾丸ライナーで、前日のモヤモヤを吹っ飛ばす一発でした。
これも始まりは角中の打球を落球した来田から始まりましたので前日のエチェバリアもそうでしたが、守りが鍵を握るカードになりそうです。
雨が強くなって「目に入ってフライが捕りづらい」とは解説の弓岡の直後のプレーだっただけに、言霊の恐ろしさでもあります。
よく分からなかったのがその角中に代走を出さずに中村奨が四球を選んでからようやくに岡、勝負を決める1点を取りにいくのに和田でなかったのでもしやと不安になるも守備から出てきて、これでは藤原の抹消でもスタメン起用などは夢のまた夢、切り札として温存されたまま腐らないよう願うしかありません。

益田が150セーブ

大下の打球にはヒヤリとしましたが佐々木千が紅林をゲッツーに仕留めて、そして益田が史上17人目の150セーブ達成です。
今日もお立ち台で優勝、ファンの応援に言及して選手会長としての自覚がばりばりに、それまでは石垣島でも自分的にはレアキャラでサインなどファンサービスをしているところを見たことがなかったのですが、選手会長に就任してから別人のようになっています。
孤高の職人からチームリーダーに、鈴木の流出は痛かったですがこと益田については大役を引き継いだことが一つの転機にもなったのでしょう。
球団記録の228セーブは小林雅で抜くにはあと79と簡単ではありませんが一線で3年できれば不可能ではありませんので、まだ32歳、新記録を待っています。
そんな今日は大下をスタメンに起用しなかった中嶋監督に感謝、前日に抹消されたジョーンズは即日復帰で副反応もコロナ特例の対象であることを初めて知りましたが、ジョーンズも怖いですがこのカードの大下はもっと怖い、今日はジョーンズで助かりました。

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◆9月8日(水) オリックス−千葉ロッテ18回戦(ロッテ8勝7敗3分、18時2分、ほっともっと神戸、5,416人)
▽勝 二木 18試合5勝5敗
▽S 益田 51試合4敗31S
▽敗 吉田凌 6試合1勝1敗
▽本塁打 来田2号(二木)、マーティン25号(吉田凌)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、佐々木千、益田—加藤
オリックス 山崎颯、海田、比嘉、吉田凌、K-鈴木—若月、松井

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