繋がらない、繋いでいく

CSになってからいい感じだった井口監督の試合後のコメントは、しかし負けが込んで地が出たか元に戻ってしまいました。
繋がらない、繋いでいく、前日は切り替えてでしたし、いつもの聞き慣れたフレーズです。
そうなれば明日は打線をいじってくるのか作戦を変えるのか、そもそも出塁できなければ作戦も何も無いのですが、しかし井口監督の繋がりは連打と考えている節があるので「やってもらわないと」で終わらないことを願うしかありません。
今日の加藤のバント失敗にしてもこれまでレギュラーシーズンで何度も繰り返してきたわけで、それに対して何らかの策をとってきたのか、例えば早出してバント練習をしたなんて話を目にした記憶がありませんし、石垣島でもバントマシンのやりやすいボールに対してやっているだけでは上達はしないでしょう。

美馬の悲劇

自分も含めて土下座をしたロッテファンも少なくなかったのではないかと、美馬はナイスピッチングでした。
立ち上がりからストレートが高めでカーブやフォークはバウンドをしてと苦労していましたが、二回り目ぐらいからはスライダーを多めにして緩急を上手く使うなどして6回途中まで4安打1四球で零封ですので継投のタイミングをどうしようかと悩むぐらいのものが、まさかのアクシデントによる降板です。
当たったのは右膝の上あたりか、時間をそれほどかけずに交代となりましたので腫れあがったのかもしれず、本人としてはかなり無念でしょう。
そして代わった東妻が初球を杉本にレフトスタンドに運ばれてしまい、先日の唐川と同じく初球の入り方があまりに安易でした。
連投は昨日にその杉本を翻弄したのも理由でしょうがスライダーが甘く入ってしまい、前日とは別の意味での経験値を積み上げたことになります。

巨人より先に点を取れ

同じく二試合連続の完封負けを喫した巨人と、こうなったらどちらが先に点を取るかの競争になります。
明日の先発は岩下ですが、これだけ点を取れないと「1点を失うのを恐れて大量失点する」という悪循環になりかねません。
それにしても打てない、前日の対山本の方がまだ序盤は何とかなりそうな感じがありましたが田嶋にはろくすっぽ出塁すらできませんでした。
先頭打者が出ても注文どおりのゲッツーだったりバントを失敗したり、それでいて球数を投げさせることもできず、それでもなぜか中村奨への四球から田嶋が乱れ始めたので付け入る隙ができるかと思ったところで先制点を許して継投に入ってしまったのも、これが流れというものなのでしょう。
この緊迫した展開では一発が勝負の分かれ目というところで杉本に食らって山口を代えて、負のスパイラルに入ってしまったかのようです。
前日のエチェバリアなどもそう、今日も中村奨がセカンドベース際の打球を上手く処理するなど守りでは頑張っているだけに、バットでも頑張ってください。
明日は宮城を出すまでもない、ではなく対戦成績から選ばれたであろう山崎颯に同じようにやられるわけにはいかず、意地はあると思っています。

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◆11月11日(木) オリックス−千葉ロッテCSFinalS第2戦(オリックス3勝、18時1分、京セラドーム大阪、17,913人)
▽勝 田嶋 1試合1勝
▽敗 美馬 1試合1敗
▽本塁打 杉本1号(東妻)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、東妻、唐川、小野—加藤、柿沼
オリックス 田嶋、吉田凌、ヒギンス、平野佳—伏見

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