相手によって態度を変えない

上司には媚びへつらうのに部下には威張り散らす、取引先には腰が低いのに下請けには上から目線、そんな人は嫌われます。
ロッテ道は誰にでも平等に博愛主義ですからそれがメジャーで名を馳せた田中将でもパシフィックのエースの一人である岸でも、そして今日がプロ初登板初先発の藤井でも態度を変えることはありません、等しく三日続けての貧打を提供しました。
さくさく終わるかと思えば終盤にもつれて3時間25分は前日が4時間7分、前々日が3時間47分で31イニングでの合計11時間19分は8点に抑えましたが6点しか取れずに1つも勝てない体たらく、投手戦も見応えはありますが野球はやっぱり点を取らないと面白くありません。

本日の犠牲者様は美馬

律儀にも本前から犠牲者様のたすきを受け取ってしまった美馬は7回途中までを9安打2失点、その本前のビデオを見るかのようなあれが?の先制アーチを初回に浴びるもその後は走者を背負っても粘り強く、守りにも助けられて先発の仕事をこなしてくれました。
必ずしもナイスピッチではありませんでしたが低めを丁寧に、左打者の外低めをもう少しとってもらえていればまた違った展開にもなったでしょう。
もったいなかったのが七回で西川のセンター前は岡の好返球になぜか膨らんで走っていた辰己を刺すも銀次のときに記録はワイルドピッチで走者を進めてしまい、これが無ければ内野安打で追加点を、結果的には勝負を決めた1点を許すことはなかっただけに悔いが残ります。
球場ではよく分からなかったのですが帰ってきてからチェックをしてみれば外に構えて体を移動していた松川に逆球で内に入ってしまってのバウンドを止めきれず、松川は肩を落としていましたが腕だけではなく体を持っていってのものですから責めるのは酷でしょう。
降板後に点が入りましたが美馬が投げている間は4安打零封された打線は不憫王子ロメロを上回る、いや下回る援護率0.50となれば防御率2.45でも3試合3敗は必然でもあり、これは不憫大王とでも命名すればよいのか、美馬も責められません、バッテリーを責める人がそういるとは思えません。

主語は誰?

それなりに深いところに飛んだ打球は片手では足りないぐらいにありましたが一本たりとも抜けることなく、運が無かったのか、最後の押し込みが足りなかったのか、球威キレに負けたのか、そもそも芯を捉えていなかったのか、結果的には誰も彼もがノーパワーでした。
攻めでもやはり七回のエチェバリアのあれにはスタンドがわきましたが風で戻されたわけでもないでしょう、力不足です。
そんな打線に井口監督は「しっかり」「決められない」に続いて「考えないと」との主語は誰なのか、機関紙は不振を極めるマーティンの処遇に「ちょっと考える」とタイトルを打っていますが記事を読むと「ちょっと考えていかないと」と考えるのは誰なのか、よく分かりません。
それは「機能していない」もそう、機能させるのはベンチのお仕事ですが無い袖は振れないのか、明日は雨で流してベンチと選手で死ぬ気で考えて欲しい、100打席以上で加藤に毛が生えた程度でしかないマーティンのどこが悪いのか、どうするのか、その数字なら和田でも残せるのではないか、などなど、「やってもらわねば」での我慢も限度とは編成も動き出さねばなるまい、ただ時間が解決してくれるのを待っていれば気が付けばBIGBOSSの背中を見ることになります。

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◆4月28日(木) 千葉ロッテ−楽天5回戦(楽天3勝1敗1分、18時1分、ZOZOマリン、17,531人)
▽勝 藤井 1試合1勝
▽S 安樂 12試合2勝1S
▽敗 美馬 3試合3敗
▽本塁打 西川4号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、田中靖、ゲレーロ、中村稔—松川、佐藤都
楽天 藤井、西口、宋家豪、安樂—炭谷

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