成田out、大下in

現役ドラフトが終わりました。
思っていたより踏み込んだ球団が多かったのは意外でしたが一方で消極的に見えるところもあり、トータルでは無難なスタートと言ったところでしょう。
実質トレードじゃん、と話題にもなっている中日笠原とDeNA細川が趣旨としては一番にはまったような、開幕投手を務めたことがありながらも翌年以降にほとんど戦力となっていなかった笠原は左腕ですので砂田の穴埋めの意味合いが強そうで、ルーキーイヤーにデビューから2試合連続アーチと華々しかった細川もその後は鳴かず飛ばずでしたが打線が弱い中日にとっては垂涎だったと思われ、両チームとも満足しているでしょう。
その他ではオコエが予想どおりにしかしタブロイド紙や一部の楽天ファンには今オフの戦力外が囁かれていましたから実質的な厄介払いの意味合いが強そう、そのオコエを獲った巨人も一時期に活躍はしたものの昨今は二刀流をやるなど迷走していた戸根となれば名前ほど実体が伴っているようには見えません。
最大のサプライズで趣旨とも外れているように感じるのは日本ハムの古川侑で必ずしも大事な場面での起用が多かったわけではありませんが、しかしチームで6番目に多い34試合を投げたのですから勝負に出たのかもしれず、その結果が西武松岡は賭けが裏目に出たような気がします。
さてロッテはオリックス、ヤクルトとともに消極派に属したようで、その3チームでの三角トレードの形は来オフが危うい結果になるかもしれません。

成田頑張れ

ロッテのリストアップはおそらく成田と福田光、ニーズが高そうな捕手を獲られなかったためもし3人目があれば加藤でも柿沼でもなく江村だったのでしょう。
ヤクルトから声がかかった成田は一軍での登板はありませんでしたが二軍では2点台前半の防御率に対左打者は0割台に抑えたらしく、しかし鎌ケ谷で見た成田はその左打者に合わせられただけで軽く逆方向にヒットを打たれていましたのでその数字ほどの実感はありません。
今オフの戦力外通告があると考えていましたしそれだけ左打者を抑えてかつ中継ぎ左腕が枯渇しているチーム事情であっても呼ばれなかったわけでこの移籍はプラスに働くのではないかと、母校の大先輩で体格も似通っていて目標ともしていた石川のチームメイトになるのもよさげです。
きっとチャンスさえあればと心に秘めていたでしょうから神宮で花開くよう、ロッテを見返す反骨心で頑張ってください。

大下頑張れ

新たにロッテの一員となる大下には数年前に痛い目に遭わされた記憶があります。
ただ活躍したのはそのシーズンだけでプロ初打席初本塁打は大成しないジンクスにどっぷりはまったかのように今季は僅かに5試合の一軍出場で、二軍ではそれなりに出番はありましたが.254の2本塁打は池田がもう一人増えたかのような感じで守備がファーストとサードは補強ポイントともずれています。
そのキャラクターと言いますがベンチで大声を張り上げているイメージが強く報道でもその「声出し番長」としての元気印がまず取り上げられていて何をか言わんや、それだけで一軍ベンチに入れる余裕はありませんしどうなんだろう、それでも大人しい選手が多いロッテでは大きな武器ですから頑張ってもらいましょう。
白鷗大出身でカモメとは縁がありますし在籍していたときのユニフォームはまさにマリーンズ、上手くはまってくれよと願います。

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