そんなとこ似なくていいのに

今日は帰りが遅かったのとなかなか見逃し再生が始まらなかったので見終わったときは日が変わっていて、結果が分かっている負け試合はしんどかったです。
プロ初先発の森は初回は万全も二回は守りに足を引っ張られて、三回は満塁のピンチを凌ぐも四回に集中打を浴びての4回8安打7失点の大炎上でした。
タイプが似ている、と師事する美馬のそんなところを似なくてもいいのに、三回も四回も二死からだっただけにもったいなさすぎでもあります。
ボール自体はそれほど悪いとは思いませんでしたが打たれたのは当たり前のように甘いところに入ってしまったものばかりで、ストライクとボールがはっきりとしていたことでカウントを悪くしがちに、相手の土俵でのピッチングとなってしまった結果でしょう。
そうなれば急に球威や制球力が上がるはずもないので甘いボールをいかに甘く見せないか、今日は内外を広く使っていましたが例えば同じ大きく外すのであれば外ではなく内で腰を引かせるなど、そういった工夫がバッテリーには求められます。
珍しくも井口監督はこの大量失点でも「いいものを見せてくれた」と次も先発での起用を示唆して、そう、それこそが若手に対する正しい姿勢です。
ちなみに躓きの始まりとなった二回の失点は菅野よりは、と考えている岡のゲッツーを取り損なったイージーミスが悔やまれますし、実況や解説は福田秀の油断と指摘していましたがそれよりもカットマンとしてホームとの直線上に入らなかった中村奨のポジショニングの方が気になりました。

マーティンに久々のアーチ

こうなってしまうと中盤以降はただ打つしかなく、しかしチャンスは作れど一本が出ず残塁の山を築くのはいつものことです。
五回から八回まで複数の走者を出して塁上を賑わせるも犠牲フライを含む2点だけ、嵩にかかったら一気にの十八番も不発でした。
調子を上げていたエチェバリアが今月に入って急降下なのが地味に痛い、やはり不振の井上を外しましたが茶谷が実戦復帰をしましたので来週の地元はショート茶谷となるのか、やはり復帰の山口とともに大幅な入れ替えとなる可能性が高そうです。
だからこそこの展開で九回に何の動きもなかったのはどうよ、引っ張り上げたばかりの池田を優先するはよいですが西巻に出番はありませんでした。
ほぼ二ヶ月ぶりに一発を放ったマーティンは次の打席もヒットでその試合のとき以来のマルチをきっかけにしてもらいたく、しかし劇的なアーチで苦手な左腕なのに五番スタメンのレアードを見れば分かるように簡単な話ではないのでしょう、弱点の内をそれほど攻められてのものでもなかっただけにここからです。
岡は守りのミスを取り返す4安打、と言ってよいのか、この大当たりで先月に続いて今月も3割オーバーは下位の核になってくれよと願います。

国吉はまだかな

リリーフ陣は引き続き火の車で、廣畑は1イニング目は抑えるも回跨ぎは耐えられず、そこを抑えた田中靖はこちらも回跨ぎはダメ、中村稔もしっかりと走者を返してしまい、中村稔などは坂本の離脱で居場所をもぎとる絶好の機会をどうぞどうぞと遠慮しいは不甲斐なさすぎます。
待ち望んでいた今日に復帰、はコロナではなく右肘手術からの岩下をここに突っ込むわけにもいきませんし、先発として長いイニングを投げられるようになってから押し出される先発候補から手当てをするのか、東條や西野をただ待つだけなのか、興味深くはあります。
そういう意味では唐川とともに期待される国吉ですが新フォームのおかげか落ち着きの傾向はあれど数字ほどの迫力感が無いのは気のせいか、唐川はさっそく大事な場面で起用されましたが国吉はまだ怖い、こういったところで積み上げて信頼を取り戻すしかありません。

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西武 0 1 0 6 0 1 2 0 X 10 15 0

◆8月7日(日) 西武−千葉ロッテ19回戦(ロッテ10勝9敗、17時、ベルーナドーム、22,737人)
▽勝 エンス 16試合7勝6敗
▽敗 森 2試合1敗
▽本塁打 マーティン8号(エンス)、山川33号(森)

▽バッテリー
千葉ロッテ 森、廣畑、田中靖、中村稔、国吉—佐藤都
西武 エンス、佐々木、ボー、宮川—森、古賀

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