佐々木朗より松川

そんなものに出場するぐらいであれば休んでくれ、がオールスター戦に対する自分の揺るぎないポリシーですが、現時点で佐々木朗、松川、レアードがファン投票のトップを走っていて、レアードはその差からして微妙ですが佐々木朗と松川の完全試合バッテリーの選出はかなり濃厚です。
全体トップを突っ走るかと思っていた佐々木朗が意外に少ないと思えるほどに、そしてライバルの有無にも左右されますが松川の方が投票数が多かったりもして、記録と言いますか快挙と言いますか、そういう点からはむしろ松川が注目でしょう。
そもそも日本人選手のファン投票選出が2013年の井口まで遡らなければならず、それが複数となれば2010年の里崎、井口はもう12年も前のことです。
投手となると2005年に薮田、小林雅がリリーフとして選出されていますが先発は2001年の黒木が最後ですから佐々木朗が生まれる前で、これはきっと大きく取り上げられて黒木もコメントを求められるのでしょう、そういう意味では捕手は里崎がいますから松川はそれほどでもありません。
しかしこれを球団という枠を取っ払って考えれば高卒ルーキーはこれまで梶本(阪急)、榎本(毎日)、太田(近鉄)、島本(南海)、清原(西武)、立浪(中日)、松坂(西武)、田中(楽天)、大谷(日本ハム)と9人しかおらず捕手としては史上初、大卒で田淵(阪神)、嶋(楽天)とルーキー捕手の前例はありますが高卒としては初、その稀有さと初もの尽くしという点では佐々木朗を上回る松川です。
胸を張って出場できるほどの数字を残せてはおらず、甲斐と森の不振に佐々木朗とのコンビでの知名度アップによるものではあるにしても、新人王と同じく一度だけのチャンスだけにここはポリシーを曲げてでも松川に選ばれて欲しいと、10年ぶりぐらいにポチッと投票をしました。

梅雨なんて関係ない

その松川が先発マスクであろう明日の石川は最多勝争いから少し離れてしまいましたが、それでもライバルの足踏みもあってまだまだいけます。
打席に入らなくていい、と交流戦では初の地元ですから敵は自らのピッチングではなく例によって味方打線になりそうな、左腕が相手だけになおさらです。
とりあえず明日は傘マークがありませんが毎日コロコロ変わるだけに信用できず今日に関東は梅雨入りをしましたし、しかし雨なんて関係ない、バットが湿気る以前に凍ってしまっていますから石川には負けないピッチングを、勝てなくても零封であれば負けることもありません。

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