益田あかんやろ

サヨナラ勝ちの試合にここから入るのはどうかとも迷ったのですが、さすがにこれは避けられないと腹を括りました。
球団歴代最多の登板数を誇り二度の最多セーブ、今季もここまでリーグ2位の25セーブと滅私奉公と言っていいぐらいに貢献してくれている益田ではありますが、しかし平野佳、増田、松井裕、モイネロと益田を除く二桁セーブの守護神がいずれも防御率1点台なのに対して益田のみが3点台と惨憺たる状況です。
ようやくそのアホさ加減に気が付いたのか加藤を抹消して松川を最後まで使って、その松川が封印されていたのであろうシンカーを要求するリードに盗塁も刺してもらっての二死無走者からの転落劇はあまりに酷い、オスナとの配置転換の声が強まるのは必然でしょう。
しかしここ10試合で三者凡退は1試合だけ、43打者に対して12被安打3与四球7失点では中継ぎとしても安心して送り出せる内容ではなく、あれだけ試合を壊してもまだ2敗というのが信じられないぐらいに今日に好投の石川もそう、白星を奪われた先発のためにも、そして益田のためにも再調整が妥当と考えます。
幸いにも唐川が何とかなりそうな感じですから八回を任せて、気分的なリフレッシュも兼ねて自らを見つめ直す時間を過ごしてくれればと願います。

ヒロミナイト!

そんなクソゲームになりかけた試合を勝利に導いてくれたのは、ここぞの岡でした。
昨季も複数回ありましたしお立ち台で語っていたようにそういう場面に巡り会うのも一つの才能なのでしょう、しょーもない打ち損じも少なくない岡ではありますが「高部の足なら」と冷静な判断での一点集中もよかったのではないかと思います。
どんなイメージで打席に、の問いに「繋ぐ気持ちで」ではなく「勝負を決めたいなという気持ちで」と答えたのが、明日以降の岡にとっての懸念材料です。
しぶとくセンター前に運んで盗塁、悪送球で三進したその高部が助演賞で、今日はエラーも含めての4出塁ときっちりと仕事をしてくれました。
荻野もラッキーヒットではあれマルチで核弾頭は問題なし、そして毎度のことながら真ん中が機能しません。
今日などは下位からチャンスを作って大量得点とならなければならないはずがことごとくチャンスを潰して、こんな展開になったのもこの連敗中によく見た追加点が取れなかったからで中村奨に持ち直しの兆しはあれど佐藤都は深みにはまったまま、井上の不振も半端ないです。

茶谷がプロ初アーチ!

そんな中での微かな希望は茶谷のショート定着で、念願のプロ初アーチをかっ飛ばしました。
低目のボールをすくい上げるようなスイングでしたので強風に戻されるかと思いきや中段までいきましたので完全にクラッシュできていたのでしょう、そのパワーの潜在能力を見せる一打だったのではないかと、守りが安定していますので我慢してでも育てなければならない存在です。
ラブ藤岡がいますし三家の前科があるだけに不安が無いと言えば嘘になりますが、茶谷にとっての千載一遇を潰す井口監督でないことを願うしかありません。
サヨナラ勝ちのときはヒーローは一人だけが多い中で茶谷を呼んでくれてありがとう、地元での初のお立ち台は胸アツでした。

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◆8月12日(金) 千葉ロッテ−日本ハム15回戦(ロッテ9勝6敗、18時、ZOZOマリン、25,401人)
▽勝 益田 43試合1勝2敗25S
▽敗 ロドリゲス 10試合1勝2敗
▽本塁打 茶谷1号(ポンセ)、万波12号(石川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、唐川、オスナ、益田—松川
日本ハム ポンセ、古川侑、北浦、吉田、ロドリゲス—梅林、清水

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