岸ニモマケテ、雨ニモマケテ

浅村ニモ島内ニモマケテ、打テズトモジョウブナ固定主義ヲモチ、ミンナニ終ワッタトイワレ、ソレデモ応援スル、サウイフモノニワタシハナリタイ。
そんな試合は種市が6回3失点と先発としてはぎりぎり責任を果たすも味方が点を取ってくれた直後に失点をする流れの悪さ、先頭打者を出す、鈴木大への攻めが甘くて傷口を広げる、とこれはバッテリーとしての問題ではありますが、このカードをなぞらえるかのようなピッチングではありました。
箸にも棒にもかからないバッティングに気を取られているわけでもないでしょうが柿沼のリードもらしくない消極的なもので、もっとも構えたところに投げ切れていない種市のコントロールを考えてのものだったのか、もしそうであればむしろ逆手にとって怖さを見せつけた方がよかったようにも思います。
それでもそれなりに試合を作れるのは種市の成長でしょう、雨で投げづらそうにはしていましたがストレートを軸にしたスタイルに揺らぎはありません。
打線の援護が無ければこんなもの、と割り切ってもらいたく、間違っても「1点でも取られたら」と肩に力を入れすぎないよう願います。

その打線は立ち上がりに荻野のヒット、盗塁、清田のタイムリーと理想的な繋がりで岸から先制点を奪うも、その後のチャンスを活かせませんでした。
西武時代にノーヒットノーランをやられたことはありますが岸にはピシャリと抑えられると言うよりはそこそこ攻めながらも攻めきれない、それが一流投手のギアの入れ方と言ってしまえばそれまでですが、ダルビッシュあたりに沈黙をさせられたのに比べればむしろ悔しさが強く残ります。
三回の一死満塁で勝ち越せていればまた違った展開になっただろうとはたらればですが、マーティンが好調さに前のめりだったのか初球の緩いカーブを力任せに振り抜いて打ち上げてしまったのにはげんなりと、そして中村奨には低めを徹底した岸がさすがではありました。
そして六回の二死一三塁では実況が叫ぶほどのプレーとは思いませんでしたが藤岡の打球を鈴木大に処理をされて、これも流れの一つなのでしょう。
そうなれば明日の美馬がその流れを止めることができるのか濁流にのまれてしまうのか、月末には地元に迎えるだけに何としてでも勝たねばなりません。

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楽天 1 0 1 0 1 0 0X 3 8 0

◆7月4日(土) 楽天−千葉ロッテ5回戦(楽天4勝1敗、14時、楽天生命パーク、0人)
▽勝 岸 1試合1勝
▽S シャギワ 7試合1S
▽敗 種市 3試合1敗
▽本塁打 浅村6号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、田中—柿沼、田村
楽天 岸、牧田、シャギワ—太田

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