安田を振り返る

【2021年中間成績】 77試合 255打数 21得点 62安打 打率.243 12二塁打 0三塁打 6本塁打 44打点 0盗塁 32四死球 65三振 得点圏打率.280

高卒四年目となれば大学生のドラフト候補と同い年ですので、そこだけで見れば充分に数字を残せている安田です。
今や球界を代表する打者となった村上と比較をするのは詮無きことですし、同期の高校生野手ではその村上に次ぐポジションと言ってもよいような、本塁打数こそ劣っていますがトータルでは既に清宮を抜いていますし、西巻が五本の指に入ってきそうなぐらいに結果不作ではあれど抜きん出た存在ではあります。
それでも物足りなく感じるのは期待をしすぎなのか、もっとできるはずとの歯がゆさなのか、プレーに対する姿勢も影響をしているのでしょう。

もっとガツガツ!

逆方向への打球に伸びがありますので無理に引っ張る必要もありませんし、それをやると井上になりかねないので無理強いをして欲しくもないのですが、どうしてもファンがイメージをする長距離打者は引っ張った打球がドーンですのでそれで損をしているところもあるように思います。
ただそれにしてもこれだけチャンスをもらいながらも思うようにホームランが出ないのは困ったもので、昨季に並ぶ6号は5月半ばでしたので20発はいけるのではと思ったところで二ヶ月も音無しはスタメンから外れつつあることを勘定に入れても打てなさすぎです。
昨日、今日と二軍戦での連発は本人にとって久しぶりの手応えだったのではないかと、いずれも引っ張ってのそれがプラスマイナスのどちらに働くのかに恐怖感はあるにせよ多少なりとも吹っ切れれば後半戦への糧にして欲しい、藤岡にサードを奪われているようではお話になりません。
これはもう性格によるものでしょうからどうにもならないにしても慎重すぎるのかボールを見過ぎるのも何とかしたい、えっ、という表情で主審を見ることが少なくないのは選球眼の問題よりも決めるという積極さの欠如にも思えて、そこから抜け出せないのであれば四番ではなく六番あたりが適任です。

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