岩下を振り返る

【2021年中間成績】 14試合 8勝4敗0S 防御率3.39 79回2/3 64被安打 7被本塁打 33与四球 2与死球 61奪三振 被打率.219

前半戦折り返しで8勝はチームトップ、リーグでも山本と宮城のオリックス勢に次いでの3位ですから、二桁勝利はもちろんのこと最多勝も狙える岩下です。
昨季は自己最多の7勝でしたが貯金はゼロだったものが今季はその自己最多を超えての貯金4とエース級の活躍で、その昨季と同じく1回5失点スタートと春先は不安視されましたが尻上がりに調子を上げてここ最近は4戦4勝、五輪休みがもったいないと嘆いているでしょう。
突然に歩かせたりはしますがコントロールにそれほどの不安が無くなってきていますし、無いに越したことはないにせよゾーンで勝負をすることでの痛打も岩下のピッチングスタイルからすれば向こう傷の勲章と考えてよいのではないかと、一つの形が出来つつあります。
前回の登板が金曜日でしたから後半戦の開幕投手と目されているのでしょうが今週に金曜日の試合が無くなったためそこをどうするのか、地元での日曜日ですとイニング数が短くても中4日になってしまいますので、前倒しの木曜日に投げれば開幕岩下で決まりなのだと思います。

長いイニングを

本人も意識をして度々それを口にしていますが、勝ち星を上乗せするのはもちろんですがイニング数を伸ばすことが大きな目標です。
昨季の5回1/3から5回2/3とちょっとだけ増やせてはいるものの先発としての最低ラインである6回に満たなければ規定投球回に届くわけもなく、ハーラーダービー10傑12人のうちでのそれは岩下を除けば5月から投げ始めたマルティネス、途中で中継ぎもやった松本、ルーキー早川だけですので見劣りは否めません。
チームの試合数との差が3回1/3ですからもう少しにも思えますが、しかし週1回登板であれば6回を超えるイニング数が今季14試合中2試合しかない岩下には低くないハードルで、もちろんそれが投手の能力の全てを表すわけでもなくロッテで規定投球回に一番に近いのが岩下となれば吉井コーチの過保護もあります。
逆に言えばその過保護があってこその今の成績と言えなくもなく、岩下がもうひと伸びするにはその傘から抜け出すこと、そこから次の扉が開きます。

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