待望の古谷

今季はもう見ることがないままに終わるかと思っていた古谷にようやく巡り会い、紅白戦での先発が予定されるも雨で流れてその後は石垣島で投げることなく開幕前に故障が発覚し、そこから長い消息不明からようやく先月末に実戦復帰をして今日が初先発でした。
そんな待望の古谷は5安打3四球5失点で三回途中でKOされましたがストレートは140キロ台半ばでチェンジアップも上手く抜けていて、結局どこが悪かったのか肩肘なのか腰なのか下半身なのか、いずれにしても見る限りではどこかを庇うような素振りは見られませんでしたのでホッと一安心です。
ただ今日はとにかくコントロールがばらばらでストレートがやたらシュート回転していたのが気にならないわけでもなく、故障が無ければ今ごろは一軍で投げていなければならないはずの古谷がどこまで戻せるか、何とか今季中に敗戦処理でいいので一軍で投げて来季に期したいところです。

負けじと西川

前日の山本斗に負けじと、西川が豪快な一発を叩き込みました。
なぜにストレートが120キロ台のハンカチ王子をこの期に及んで先発で起用するのかが理解できませんが、まるで一般校の高校球児のような相手であれば名門東海大相模の西川からすれば赤子の手をひねるようなものでしょう、山本斗の二発もどでかかったですがそれを上回る飛距離でのスタンドインです。
確度は劣りますが捉えたときのパワーは山本斗を上回るからこその四番起用なのか、そして今日は山本斗が五番で前日に六番落ちした鳥谷が再度に三番復帰はこれもトレードオフにも思えて、40歳と高卒ルーキーが2人のクリーンアップがちょっと異様な並びではありました。

どこでも守れる

万が一のために福岡に向かったらしい福田光はとんぼ返りをしたようで、今日はセカンドでのスタメンでした。
いつもはセカンドの西巻がショートで始まりサードに移り、サードの平沢はライトへ、茶谷はファーストからショートへ、西川はレフトからファーストへ、茶谷は昨日にライトを守りましたし松田はファーストとサード、宗接はレフトにファーストに今日はマスクを被って、複数ポジションが必須なロッテです。
これは井口監督の方針に則っているのだと思われ、そして少しでも一軍の可能性を増やすにはどこでも守れるようになるのが近道なのでしょう。
ちなみに外野守備も不安な西川はファーストも捕球する姿がぎこちなく、あれこれまる被りなのでライバルは山本斗ではなく山口になるかもしれません。

大切に育てたい

ペラルタはようやくのスタメン起用、左に右にとスイッチヒッターでの4打席です。
もしかしたら元は右打者なのか左打席では合わせるような、右打席ではしっかり振っている、そんなスイングの差がありました。
ノーヒットに終わりましたが意外に選球眼がいいと言いますかボールを見ようとする姿勢があり、高校ではあまり細かいプレーを学ぶ機会は多くなかったのではないかと、そうなれば日本で走攻守とも真綿が水を吸うようにどんどん吸収していってもらいましょう。
守りでは下手なサッカーのようではありますがとにかく打球を追う、あるいはセンターからランダウンプレーに参加するなどその積極性をプラスに働かせたい、走者が必死に戻っているファーストではなくセカンドに送球するミスをやらかしたりもしましたが、失敗は成功の母です。
気になるのは福浦ヘッド、諸積コーチ、根元コーチが気遣いもあるのでしょうがあれこれコミュニケーションを取っていましたがいずれも通訳を介さずにボディランゲージで、まさかベンチに通訳がいないとは思いたくもありませんが、若いんだから日本語を覚えろでないことを願います。

それぞれの秋

今日も去就が怪しい何人かの選手が登場しました。
左の中継ぎとして期待される山本大はしかし今季は一軍に呼ばれることなく、故障がちな永野とどちらかは危ういような気がします。
大嶺はストレートの数字は出ていて力強さもありましたので背番号1を背負って欲しい気持ちに変わりなく、しかし来季に34歳となれば厳しさが増します。
野手も踏み込めば右の代打として小窪を獲得したことからして宗接はどうなんだろう、今日に3安打猛打賞でいずれも鋭い打球を放った茶谷も行方不明が長かっただけにマリーンズジュニアの池田を獲るとなれば肩を叩かれるかもしれず、PAMSを考慮しなければ松田もヤバいでしょう。
どの選手にも思い入れがありますがチームに新陳代謝は必須ですので、哀しくも寂しくも仕方なし、もうすぐやってくるであろうそれぞれの秋を見守ります。

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◆9月16日(木) 日本ハム−千葉ロッテ17回戦(ロッテ10勝6敗1分、13時、鎌ケ谷、891人)
▽勝 村田 15試合3勝1敗
▽敗 古谷 5試合1敗
▽本塁打 西川3号(斎藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、成田、中村稔、山本大、大嶺、フローレス—植田、宗接
日本ハム 斎藤、村田、田中、柿木、高山、根本、望月—梅林

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