投手をおさらいしてみよう

練習試合、オープン戦を終えて開幕を迎えるにあたり、その結果をおさらいしてみます。
数字は手作業で積み上げたものですので漏れ、ミスがあるかもしれませんが大きな間違いはきっとないはず、多少はご容赦ください。
また若手中心の練習試合とそうでないオープン戦の合算に異論はあるでしょうがオープン戦にしてもチームによって力の入れるタイミングが違ってきますので一律に線引きはできず言い出したら切りがないため、積み上げていったという意味合いで同一視をしてのものとしています。

まずは先発

開幕ローテーションは石川、佐々木朗、小島は決定で美馬が濃厚、有力はロメロと二木、対抗で本前、森でしょう。
石川は開幕投手ですし3試合で2敗ながらも13回2/3で防御率2.63ですから問題なし、佐々木朗も最後に打たれましたがそれでも14回2/3で防御率2.45に25奪三振はダントツでチームトップ、小島は3被弾がありましたが22回で防御率2.86に1与四球の制球力が際立っています。
美馬は13回で10安打、防御率4.15とパッとしませんが最終登板で帳尻合わせでの滑り込みか、ロメロは2試合とも打たれましたし外国人選手枠の兼ね合いもあり出たり入ったりになるかもしれず、そして昨季の悪いイメージを引きずっていて8回1/3で7安打と打たれてもいる二木はしかし防御率1.08と手堅くまとめていて、ここにプレシーズンの開幕を任せられた森、10回2/3で防御率0.84の本前をどう評価するか、井口監督、木村コーチ、清水コーチの判断が注目でしょう。
本来であればガチガチにローテ入りをしなければならないはずの岩下は1試合しか投げておらずそれも2回2被安打2与四球と乱れましたし、先発回避となったコンディション不良を引きずっている模様で圏外となったのが一番の誤算、手術ではなく合流の報を交流戦あたりに聞きたいです。

さてリリーフ

守護神は益田以外の選択肢は無く6試合で1安打5奪三振1与四球の零封と幕張の防波堤らしからぬ安定感が逆に不安になったりもしますが、体制が変わってのぶん回しによる過負荷とならなければそのポジションが揺らぐことはないでしょう、敵は延長戦の復活です。
昨季までであれば3連投回避などやりくりができていましたが延長戦によりその余裕が無くなる可能性が高く、そうなれば周りがどう支えるかです。
その点で不安爆発は唐川、佐々木千が開幕に間に合わず国吉も7回1/3で10安打7与四死球の防御率7.36と大荒れで、新しい力でカバーしていくしかありません。
筆頭はチーム最多の8試合に登板して11回2/3で12奪三振、防御率1.59の鈴木で、先発よりもリリーフで力を発揮するタイプだと考えているだけその爆発力を見せつけて欲しい、早い段階で勝利の方程式に入ってくる可能性も充分にあるでしょう。
まだ海のものとも山のものともつかぬ存在ではありますがゲレーロも開幕一軍でしょうし手術明けで心配ですが中継ぎスタートの西野、田中靖、東條の復活組、廣畑、八木のルーキー、小野、東妻のお馴染みの顔ぶれがどう絡んでくるか、悩ましさからすれば先発よりも深くあります。
今日に支配下選手登録をされた小沼、佐藤奨の抜擢も当然にあるでしょう、6回1/3で防御率1.42の横山、3回零封の土居がなぜかオープン戦で起用されなかったところからの反攻にも期待をしたく、突出した投手はいませんが選ぶ楽しみ、競わせる楽しみ、を味わいたいものです。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

© 2007 オリオン村