野手をおさらいしてみよう

練習試合、オープン戦を終えて開幕を迎えるにあたり、その結果をおさらいしてみる野手バージョンです。
ぽつぽつと情報が垂れ流れてきていますので後追いになってしまうものもありますが、そりゃそうだろ、というもので意外性は無く、開幕投手は既に決まっていますが開幕スタメンだって明らかになるかもしれず、新庄監督であればやりそうな、そんな開幕一軍が発表されるのは半日後となります。

加藤は脱落

今日の井口監督によれば捕手は松川、佐藤都、柿沼の3人でスタートするとのことです。
小島、ロメロを奪われた加藤が4番目なのは分かっていましたがあるいは4人体制もとの話があったのは松川メインでいくにはまだ厳しいだろうとの思惑があったのでしょう、しかし一軍枠、ベンチ枠の関係からそれは無理な相談で、よって無難なところに落ち着いたようです。
腕だけで捕りにいきがちなキャッチングにバネ仕掛けのブロッキングが改善せず松川との差が際立ってしまい、秋季練習から井口監督、福浦コーチが集中指導していたバッティングも13打数1安打と1割に届かず5三振とこちらも変わらず、バスター打法がさらに悪化の後押しをしていますので仕方ないでしょう。
松川は守りではピカイチですしほとんどがセンターから右方向への打球で引っ張れないスイングはそれでも40打数10安打の.250は捕手としてはまずまず、貫禄の見逃し方での6四球もあって出塁率は3割5分に近いので八番ではなくそれなりのポジションを任されるかもしれません。
佐藤都は逆に早打ちが目立って四球を稼げず出塁率が伸び悩みましたが2発とパンチ力を見せて、打てない柿沼でも10打数2安打ですので加藤よりマシです。
松川の体力気力がどこまで保つか、田村がいつ戻ってくるのかこれるのか、そこが捕手陣の今後の注目ポイントになるものと思われます。

安田が消えた

二軍に回っていた安田が消息を絶って数日、開幕二軍が濃厚です。
サードは平沢で始まるのが決まって45打数15安打の.333に加えてチームで二番目に多い11四球で出塁率が.464、この数字をそのまま公式戦でというわけにはいかないでしょうが打率.250、出塁率.350を維持できればポジションキープができるのではないかと思います。
セカンドの中村奨は打てない時期が長かったですが終わってみれば.297とまとめて牙城は揺らぎそうになく、しかしその最後まで途中交代がありましたので竜頭蛇尾だったものの池田、どこでも守れるユーティリティぶりをアピールした茶谷、滑り込みの三木をどうはめていくか、思案のしどころでしょう。
藤岡のショートはなぜにあそこまで頑ななのかが分からない.189の低打率に37打数で17三振は加藤かよと、エチェバリアが輪をかけて打てずに.133ですが守備も含めた総合力で考えればあそこまで出番の差があったのは何だろう、愛、しか理由が見出せません。
そして一番に悩ましいファーストはダントツの20三振の山口への期待をどこまで繋ぐのか、.197の打率にチープトップの13四球とその特性は実は昨季と変わっていないので我慢も選択肢の一つでしょう、レアードとの守備力差はありませんので山口をどう考えるかが判断基準になりそうです。
そのファーストに駆けつけ三杯の福田光はやはりどこでも守れて、あるいは万が一の捕手起用も考慮しての吉田、あたりが残る候補になるものと思われます。

荻野が戻るまでに

外野はDHとの兼ね合いはありますが全試合に出場して34安打で.391に13盗塁の高部、外せるはずもないマーティン、やはり全試合出場で.283に加えて出塁率.377に4盗塁とオールラウンダーな岡、藤岡に並ぶ17三振と一か八かながらも.246、出塁率.343の藤原が軸となります。
その多めの起用が意外だった菅野は11打数1安打と結果を残せず、5盗塁の和田は一軍から外れることはないでしょうが.200ともう一押しができず、練習試合、オープン戦に一打席も立たなかった角中が呼ばれるはずもなく、出足の外野陣は少数精鋭で回すことになるのではないかと予想します。
期待をしていた山本斗は12打数1安打と殻を破れず挙げ句に怪我でもしたのか音信が途絶えましたので、浦和で一からやり直しでしょう。
荻野の復帰で誰を外すかを悩むほどにこの少数精鋭には居場所を掴み取ってもらいたく、そして半ば以上を諦めていますが福田秀のサプライズを待ちます。

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