河村の次も河村

一週間ぶりの勝利はそのときも河村、今月にやっと2勝目はいずれも河村です。
圧巻だったわけではなく立ち上がりにボール先行のどちらかと言えば苦しいピッチングはそれでも実況が「追い付けな」で止まった岡の好守や自らのグラブトスで防いだスクイズなどで粘り強く、五回の二死満塁は押し出し寸前までいきましたがギリギリで耐えました。
流れとしては三回のピンチを抑えたこと、は石井GM兼監督が試合後に悔やんだ山崎の盗塁死に助けられたものではありましたが、先制したら16勝1分の楽天に先制されたら17敗1分のロッテですからあそこで先制されていたらどうなったことか、その直後にこちらが先制したのもあそこを抑えたからこそでしょう。
有吉と同じくどこがいいのかが分かりづらいタイプながらも長身からの角度、落差のあるフォーク、そしてスライダー、カーブと高低、緩急を活かしたピッチングは分からないままに終わってしまった有吉とは違ってそれなりに説明ができそうな、この勝ち運を大切にしたいです。
そんな河村だけにいまひとつベンチの信頼が得られないのか昨季は勝ってすぐ抹消されて間隔を空けられましたし、今季は五回に失点、あるいは絶体絶命のピンチになるからか今日も80球で六回を任せてもらえず、リリーフ陣がしょぼいだけに本人は内心で不安かつ不満だったかもしれません。
そこは自らで乗り越えていくしかありません、まずは次に六回を、そこから七回、八回と伸ばして今季中に一度は完投できるよう頑張ってください。
しっかし河村はいいキャラしてると言いますか怖いもの知らずと言いますか正直と言いますか、お立ち台で「雰囲気が悪い」「小島さんが頑張っていたので無駄にしちゃいけない」「チーム状況が悪い」とはそうなんだけどそこは耳が痛い人もいて大丈夫かな、なんてちょっと心配になったりもします。

益田は次が勝負

継投は小野、東條、西野、益田は現時点で精一杯の布陣でしょう、その一人目の小野は大正解です。
相変わらずにボールの行き先はボールに聞いてくれ、といったピッチングでしたがそのボールに力があるためマルモレホスがそうだったようにボール球にも手を出してくれて、浅村、黒川の打球も球威で押し込んだからこそあそこ止まりだったのでしょう。
何より先発が代わるところが流れが変わりやすいので一番の投手を当てるべき、とは持論ですので、そういう意味でも今後もそうあってもらいたいです。
東條は先頭打者を出して西野は3安打を浴びて失点してしまいロッテファンの胃に穴が開き楽天ファンは益田のコールに喜んだのでしょうが、その益田が形はどうあれ三者凡退に抑えたのがとりあえずよかったのか、そうでなかったのか、は次の登板で答えが出るように思います。

打線はなぁ

ワンチャンで3点を取った打線はしかし終わってみれば5安打でしかなく、貧打が解消されたわけではありません。
とにかく中村奨とレアードが酷い、中村奨は腰の入らない腕だけのスイングでかつこね回して力ないゴロを量産して、レアードも似たようなものです。
そんな中で抜擢した岡が先制タイムリーに福田秀が2点タイムリーと井口監督は鼻高々なのか「秀平と大海がいい働きをしてくれた」と起用した俺が凄いと言わんばかりに聞こえてしまうのは、負けたときには投手には「もっと慎重に」野手には「しっかり」「決めないと」、最近のお気に入りは「打撃コーチが~」で責任は部下に押し付けて手柄は俺のもののイヤな上司のイメージが染み付いているからです。
それはさておき福田秀が久しぶりに「俺四番」ではなく引き付けて捉えたいいバッティングを見せてくれて、なぜに菅野じゃない、と思った人も多かったはずでかく言う自分もそうでした、最初のチャンスに凡退していただけにあそこでもやらかしていたら何を言われたか分からず本人も必死だったでしょう。
とは言え1安打でしかなくチームとしても六回以降はノーヒットとは情けない、明日は不憫大王美馬に今度こそ援護ができるのか、今日の河村はやはり見殺しにされまくりの小島に「俺には触るな」と言われたらしく、もしまた援護ができないようであれば美馬もえんがちょされてしまうかもしれません。

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◆5月11日(水) 楽天−千葉ロッテ7回戦(楽天4勝2敗1分、14時、楽天生命パーク、23,110人)
▽勝 河村 2試合2勝
▽S 益田 13試合5S
▽敗 藤井 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 河村、小野、東條、西野、益田—佐藤都、柿沼
楽天 藤井、石橋、弓削、西垣—炭谷

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