残っていた支配下選手登録枠は2つ、河村と菅野の復帰で埋まりました。
フェルナンデスとダイクストラで空けたのを無駄にせず、育成枠選手の昇格であれば大方の予想どおりでしょう。
恒例のトレードが無いままに終わったのは坂本vs山本がやや微妙ですがロッテ有利のそれが続いたことで他球団に警戒されてやりづらくなったというのもありそうな、トレードがあったとしてもこちらが複数を受け入れる形になるとは考えづらく両助っ投のそれはそもそも無関係だったと思われます。
これで70人が揃って残り50試合、石川歩は戦力になってカイケル、河村、菅野はどうだ、一軍で躍動する日を待ちましょう。
来季への足掛かりに
河村はここまで12試合で2勝2敗、防御率が4.00で今すぐどうという数字ではありません。
目論見より復帰が遅れてしかし開幕前にも二桁に戻るのではないかと思えるような順調な仕上がりで、ところがその後に急ブレーキです。
現状も徐々に球数、イニング数を伸ばしてはいますが登板間隔がそれなりに空いて、今季と言うよりは来季以降のために一軍で投げさせるという意味合いが強いように思えてどうだろう、先発も中継ぎも経験してきましたが万全の準備ができる先発が濃厚と思われます。
先月に鎌ケ谷で見ましたが球速が戻っていなかったのが気にはなって、そういう意味でも本格復帰は来季がスタートラインでしょう。
来季があるために
菅野は来季を勝ち取るための戦いとなります。
118打席で.264、タイプとして1発はともかくとしてミスターツーベースが3本でしかなく、31歳という年齢もありかつての実績への期待込みだと思われます。
何よりポジションが苦しい、ここ数試合はファーストで本来は外野手、DHを含めても一軍はむしろ混雑していて実のところニーズはありません。
代打もそれを多用する吉井監督、金子参謀ではありませんし、どうやって居場所を見付けるか、まずは二軍で目立つ数字を続けたいです。
課題だった外野守備はかなり上手くなってファーストも無難にこなして隙間を埋める存在と割り切るのもよい、菅野の戦いを見守ります。