久しぶりの鎌ケ谷

ベンチ内を睥睨して雰囲気を悪くしているなどと言われてしまう井口監督ですから盛り上げ要員として諸積コーチを引っ張り上げればいいのにと思ったりもして、かなりお年を召してかつてのキャラが健在かどうかは分かりませんが、しかし見るからに両者の相性が悪そうなので無理な相談でしょう。
そんな今日は久しぶりの鎌ケ谷で今年は多く雨に祟られましたがこの秋になって一転して残暑がぶり返す日差しに地震まであって、あれこれ疲れました。
池田と山本がいなかったので一軍だろうと思えばそのとおりに、3人を抹消したのであと1人はいけたはずが期待の田村は居残りです。
腰の具合が悪いとも漏れ聞こえますが今日はフル出場、バランスを崩すぐらいのフルスイングに盗塁を決めて、体調面での理由はちょっと信じられません。
それでいて地元最終戦に登録をされればファンへの最後の挨拶の場ということにもなりそうな、松永とともにその動向が注目されます。

いつの間にやらノーワインド

先発の鈴木は6回3安打1失点で勝利しましたが、しかしその数字ほどに内容は伴っていませんでした。
渡邉や万波はいれど二軍相手なので炎上しなかっただけでピッチングとしては相変わらずにもっさりと、ストレートは140キロ台後半で立ち上がるも二回り目からは3~5キロは落ちて、そして追い込むところまでは簡単にいってもそこから攻めきれないのはいつもの鈴木です。
鈴木の決め球って何なんだろう、やたらストレートが多かった今日ですが押し切るまでには至らず、スライダーもファールにされて、とにかく苦しいです。
今さらながらワインドアップを止めていたことに気が付いて小さくまとまりつつあるような、藤岡貴二世にまっしぐら、でないことを願うしかありません。
横山は2回を3奪三振、この試合だけを切り抜けばストレートをスライダーと見紛う軌跡で左者者へのあれはシンカーか、ナイスピッチングでした。
東妻はいきなり抜けまくってスリーボールになるもそこからギアを入れて1回を2奪三振、このクラスには圧巻ですがそれを次は幕張で見せてください。

サントスはいまひとつ

やはり居残りの藤岡は襟足が短くていつぞやの高濱かと思えば耳元からパーマがかかった髪が見えていて、どんな髪型なんだろう、気になります。
打線は一軍もやられた田中に抑えられて打ち込んだのは育成枠投手だったりもしますので、凍えているのは二軍も似たようなもののようです。
首位打者争いをする平沢は勝ち越しタイムリーを含む2安打でトップに2毛差まで迫って、ここまでくれば貪欲に狙いにいきましょう。
福田秀もしっかりボールを捉えられていて、しかしこちらもお呼びがかかりませんでしたので契約最終年の来季に帳尻合わせができるかどうか、正念場です。
打った瞬間の同点アーチをかっ飛ばした吉田はしかし1割台に低迷して生き残れるか、井口ロッテでの出番がどうにも思い浮かびません。
今日に注目していたサントスはスイングが直線的で変化球にタイミングが合わず、脚力もそこそこあって肩はかなり強い、しかし打球判断が緩い外野守備はマイナスに働くでしょうから2割ちょいで3年目があるか、伸び悩みが顕著なペラルタとともに赤に近い黄信号と見ます。

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◆9月30日(金) 日本ハム−千葉ロッテ13回戦(ロッテ10勝3敗、13時30分、鎌ケ谷、1,256人)
▽勝 鈴木 17試合5勝5敗
▽S 東妻 39試合3勝4敗3S
▽敗 松本遼 22試合1勝3敗1S
▽本塁打 吉田4号(松本遼)

▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、横山、東妻—田村
日本ハム 田中、柳川、松本遼、福田、長谷川威—田宮、郡

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