岩下の次も岩下

岩下が6回3安打零封で勝ってから引き分けを挟んで3連敗でしたが、次に勝ったのはまた岩下でした。
今日も6回4安打1失点と見せかけではないQSは見事でチーム勝ち頭の6勝目、ぞろぞろライバルは多いですが最多勝争いの1差は希望の星です。
立ち上がりこそ先制を許すなどピンチの連続も中田、大田、そして嫌らしい杉谷が不振で不在の日本ハム打線が相手ではありましたが追いついてもらって以降はノーヒットで付け入る隙を与えず、前回ほどの出来ではありませんでしたが見送るしかないストレートの伸びは抜群でした。
それだけに2試合続けての好投だったのですから98球での降板が残念で七回の扉を開けさせて欲しかった、今やローテの柱なのですからなおさらです。
お立ち台では無意識でしょうが「ロースコアが続いていたので」と刺したのもよし、来週末には一気に自己タイの7勝に並びましょう。
ちなみにチョコブラ長田の君が代は美声でしたがなぜにチョコプラかと調べてみれば二人とも出身、経歴に静岡との繋がりは見られず、ネットから拾えたのはマネージャーが日本ハムファンとのことでそれであれば札幌でもよかったような、地方開催のゲストは地縁がマストだと思っていましたので意外すぎます。

ちょっとヒヤヒヤ継投

その岩下を継いだ七回からは勝利の方程式、ハーマン、佐々木千、益田での逃げ切りです。
普段の起用を知ることもなく前日の井口監督のコメントを新聞ででも見ただけなのでしょう、「首痛で抹消された唐川の代わりに八回は佐々木千です」と今日からのように熱く語っていたのは声音からしてガン岩本の相棒か、身贔屓でもなく冷静な建山と好対照でした。
そんなハーマンは二死から連続四球、佐々木千もいきなりツーベースを浴びての一死一三塁とピンチになるも、西川、渡邉の不甲斐なさに日本ハムファンは落胆したのではないかと、中田らに加えての主力の体たらくを見れば今後に注意すべきは王柏融、野村、万波なのかもしれません。

四番マーティン?

どういじるか注目をしていた打順は二番角中までは予想どおりでしたが、まさか四番マーティンとは思いもよりませんでした。
マーティンがどうのではなく打線のバランスで考えたのか、やはり調子がいいとは言い難くも3割をキープしている荻野を活かしきれていなかったところへの手入れと考えれば分からないでもないですが、しかし四番に据えればレアードが死に駒になってしまう不安があります。
今日もマーティンにどこかで一本出ていればもっと楽な戦いになったはずで、今月に数字は残してはいるものの長打に欠いて四番には頼りなくもまだ安田が繋がりというところではよかったような、あるいは四番レアード、五番安田、六番マーティンの並びもありでしょう。
そんな打線は初回に荻野が出塁をするも角中のライナーが抜けず、直後に荻野が牽制死と悪い流れのままに先制をされましたが、四回にレアードが野村をぶち抜く痛烈なツーベースで同点に、五回には角中がしぶとく一二塁間を抜いての勝ち越しに中村奨の犠牲フライで追加点と、バントも活きたいい攻撃でした。
とは言え藤岡のライナー性の打球にレアードの脚力かつ膨らみまくった走塁でのホーム突入はリスクに過ぎましたし、逆に荻野の打球でホームを窺うことすらできなかった高部はどうしたんだろう、そしてやたら今季は牽制死が多いのは気のせいではないような、どべが相手でなければヤバかったかもしれません。
それはそれとしてツーベースの弟に負けじと高濱に739日ぶりのヒットが出たのが嬉しく、不運な打球が多かっただけにここからまた新たなスタートです。
これで上沢は対ロッテに3年越しの7連敗はその連敗が始まるまではむしろ得手にしていただけに、さほどに打たれているわけでもないですし、ここまで6連勝でその前に負けたのがまたロッテですから「ロッテの次もロッテ」だったわけで、こういうのはいくら続いても問題ありません。

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◆6月26日(土) 日本ハム−千葉ロッテ7回戦(ロッテ5勝1敗1分、18時1分、静岡、7,269人)
▽勝 岩下 12試合6勝4敗
▽S 益田 33試合4敗18S
▽敗 上沢 13試合6勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、ハーマン、佐々木千、益田—柿沼、田村
日本ハム 上沢、河野、B.ロドリゲス、玉井、公文—石川亮、郡

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