切ないねぇ

試合終了直後にグラウンドを見つめる、それでいてどこか焦点が合っていないような佐々木朗の切ない表情が全てを物語っています。
3試合連続完封負けこそ免れましたが同点にするのが精一杯であと一本が出ず、今季の勝ち越しは無くなりました。
これで早ければ明日にもCS圏内が消滅、は同じ消滅なら早い方が来季に向けての戦いができるのでそれもよし、しかし優勝争いがもつれればオリックス、ソフトバンクとの試合に見るからに手を抜いた布陣で臨むわけにもいきませんからどうあれ最後までこのモードなのでしょう。
もう一発を狙うしかない、の考えも分かりますが半月もヒットを打っていないレアードをまた最後に使うのですから、スタメンだってあるかもしれません。

二桁勝利には届かず

おそらくは今季の最終登板となる佐々木朗は、6回2安打1失点に抑えましたが二桁勝利には届きませんでした。
好投と言うよりは粘り強く投げた、が正しいのでしょう、立ち上がりは150キロ台半ばは制御できても後半のストレートはシュート回転で抜けまくって、フォークもやや高めでしたし悪送球ありボークありワイルドピッチあり、よくぞ1失点に抑えたと言ったところです。
四回ぐらいからそのストレートが指にかかり始めたのがよかったような、それだけにノーヒットで先制点を許した五回がもったいなさすぎました。
二盗、三盗の三森は盗塁阻止率の低い松川ではあれど映像を見る限りではあのタイミングでスタートを切られれば厳しい、佐々木朗の課題でしょう。
一方でワイルドピッチは松川がもう少し上手く止められなかったか、ここのところバウンドするボールに腰を浮かせて前に出るようなキャッチングがどうにも気になって、加藤のようにそれで股間を抜かれているわけではありませんがまず止めることを第一に考えてもらいたいです。
それでも僅か2安打に抑えるのですから佐々木朗は悪くても佐々木朗、来季も打線の援護は期待薄ですが規定投球回を目指してやるのみです。
今日は八回の東條は4安打を浴びればどうにもならず、東條か小野かの選択肢しか無かったのですからその結果を受け止めるしかありません。

さぶいっす

打線は前日の安田のそれと同じようにエラーとしか思えない周東にもらった荻野の1本を含めて7安打、それでも相手よりは多く打ちました。
むしろ中盤以降は押し気味で同点に追い付いた後の一死一二塁、次の回の二死一二塁で決められなかったのは慣れっこではあれ哀しすぎます。
安田に嘉弥真、井上に泉という継投を粉砕しただけに惜しかったのはやはりその六回で、まだ本調子ではないのか荻野、急降下中の山口であっても代打という選択肢は無かったでしょうから、これが今の打線としての実力、いや、ずーっとの実力と思うしかないのでしょう。
ちなみにレアードのコールに歓声ではなくどよめきに聞こえたのは気のせいか、自分であればヒットが出ていて左腕も打っている藤原でした。

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◆9月26日(月) ソフトバンク−千葉ロッテ24回戦(ソフトバンク15勝9敗、18時、PayPayドーム、39,562人)
▽勝 藤井 52試合5勝3S
▽敗 東條 57試合4勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、西野、東條—松川
ソフトバンク 東浜、嘉弥真、泉、松本、藤井、モイネロ—甲斐

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