ラストピースはあるか

補強期限まであと一ヶ月となりました。
ロッテに限らず他球団もあれこれ模索をしているのでしょう、そんな中でFA権を行使してレッズに移籍した秋山が開幕直前に解雇されてパドレスとマイナー契約をして、そのパドレスとの契約も今月15日に切れて帰国、争奪戦の結果は広島への入団です。
この中途半端な契約は、そこまでにメジャーに戻れなければNPB復帰へのタイムリミットで秋山側からの設定だったのかもしれません。
そんなこんなで古巣西武、栗原と上林が長期離脱となったソフトバンク、後出しで手を挙げた広島と三者の競り合いで広島が勝利したのは意外に受け止められていて、それは広島の球団本部長が「ビックリした」のですからそうなのでしょう、牧田のこともあり無難に西武だと思っていました。
交渉役が驚くってのは福田秀から報告を受けて「マジか!」の鳥越ヘッドと似ているのは美談チックに2000本安打への思いが語られたりしているのもそう、どうにも金でと言われたくない思惑が透けて見えるのはうがちすぎか、伝えられる条件は3年3.5億~4億で出来高がこれに含まれるか別かは分かりません。
西武は2年2億ともされていてソフトバンクはこれらより安いとも思えませんが西武を敵にするのを避けたのか、どうあれもっと高いものと思っていました。
今季に34歳でメジャーでほとんど結果を残せず故障がちだったのもあるのでしょうが、しかしそのときの球界の状況、チーム事情にもよりますが33歳の中島が渡米前より上がった3年12億に比べれば見劣りがして、中島はメジャーはおろか3Aでも通用せず2Aプレーヤーでしかなかっただけになおさらです。
何はともあれ争奪戦から結末への経緯が似ているようにも思える秋山が福田秀のようになってしまうのか、それとも大活躍で目の付け所や環境面でロッテと広島の差を見せ付けられてしまうのか、とりあえず今季は対戦する可能性は限りなく小さそうなのでまったりと横目で様子を窺うことにします。
余談ですがことさらスポーツ紙が「誠意」「熱意」と持ち上げているのは西武からすれば迷惑千万でしょう、西武ファンの嘆きと怒りを誘発しかねません。

オスナで打ち止めか

さてロッテはと考えてみれば、オスナで打ち止めになりそうです。
打者の補強について否定的な井口監督のコメントは外国人選手ではという意味合いなのだと思われ、レアードとマーティンの現状からして外国人打者こそが来季以降も含めて必須と考えるだけに歯がゆくもありますが、その言葉どおりにサプライズは無いのでしょう。
そうなればトレードですが澤村のようなケースでなければ戦況を一変させるぐらいのインパクトのあるそれは難しく、そしてタマがありません。
先日に二木と砂田なんてのを挙げたりしましたが相手が誰であれそこそこの選手を獲るとして名前が浮かぶのは二木ぐらいで、まだ走り出したばかりで海のものとも山のものともつかぬ存在ではあれ河村、本前、佐藤奨の台頭に種市と岩下の復帰を指折れば居場所が無くなりつつあるのが二木です。
昨オフには東條と平沢が候補かと考えていましたが東條は唐川の穴を埋める欠くことのできない存在となり、復権しかけた平沢はさらに評価を落としました。
どうあれ強打者が欲しくも獲れるとは思えず、出血してまで形ばかりの補強が必要とも思えず、オスナ頑張れ、獲る夢想より獲った選手の活躍です。

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