淀川長治かよ

オフコースかとも思いましたがいずれも古いので同じようなものか、若い人には分からないフレーズかもしれません。
連日のサヨナラ負けの一方でソフトバンクは10連勝でマジック8が点灯、悲願のリーグ優勝どころかCS進出すら不安になるぐらいの体たらくです。
泣きっ面に蜂とばかりに今月は1割台半ばと機能していませんが右を見ても左を見ても似たり寄ったりなので貴重な大砲ではあるマーティンが左足首を痛めての長期離脱になりそうで、帰国から2ヶ月以上も経ってから腰椎椎間板ヘルニアの手術となったレアードが来春に間に合うかもありますし、そもそも両者ともに不振となればやたらに長いため来季にこの二人体制で大丈夫なのかを考えればやはり余計な枠を使っている場合ではありません。

あそこは代打柿沼

井口監督が「奨吾は内容は良くなってきたけど晴哉が内容もあまり良くない」と引き合いに出すほどの中村奨とは思いませんがしかし井上の状態があまりに悪い、そもそも八番に起用する時点でその程度の期待なのですから茶谷なりに代えてもさしたる影響は無く、そして八回の攻撃です。
無死一塁から小技も何も使えない井上をそのまま打たせてお約束のような大振りで空振り三振、一死から藤岡にバントをさせて得点圏に走者を進めるぐらいの状況だったのですからあそこはピンチバンターで柿沼、藤岡のところに角中を突っ込んでダメならまだ諦めもつきました。
それ以前にプロ初白星を献上した浜屋にまたしても7回4安打1失点のHQSを許し、その1得点も無死一三塁からゲッツーの間にやっとですから貧打も極まれりといったところか、その浜屋のプロ初白星以降は5回1/3で4失点、3回1/3で3失点をそれぞれ二回続けての今日ですからどれだけお得意様かということです。
こうなってみれば細谷、加藤の抹消があまりに痛く、ファーストとライトとなれば遅れてはいますが実戦には復帰した岡、菅野を引っ張り上げるのでしょうが小さなコップの中でころころと入れ替えるだけで現状を打破できるとも思えず、それでも響きがイヤですが怪我の功名にでもすがるしかありません。

陳偉殷はシフトアップ

来日2試合目の登板となった陳偉殷は6回1失点と好投も前回と同じく打線の援護が無く、しかし内容はかなり上がってきました。
見た目もそうですし他の投手のそれからすれば140キロ台半ばから後半のストレートはかさ上げされたものではなく、5キロ前後の上乗せと100球近くになってもふらふらとしなかったのは大きな収穫で、そもそもここまで至るとは思っていませんでしたし二度目でそうなるとは嬉しい誤算です。
コントロールが心配だったのですがNPBの経験によるものか抜け気味のボールはあれど四球で崩れそうな感じもなく、ストレートでごり押ししたかと思えばチェンジアップでタイミングを外すなど硬軟な攻めはカーブがもう少し制御できれば無敵にもなりそうな、球団は来季に向けてそろばん勘定が大変でしょう。
年齢的にも大型契約を裏切った経緯からしても来季にメジャー契約ができるとは思えませんので150万ドル前後で手を打ってくれると助かるのですが、こんな試合を続ければ「打てるチームがいい」とそれこそソフトバンクや楽天に流れてしまいそう、そうならないように次は9年ぶりの白星をプレゼントが必須です。

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◆10月21日(水) 西武−千葉ロッテ22回戦(西武14勝8敗、18時、メットライフドーム、8,147人)
▽勝 増田 42試合5勝28S
▽敗 益田 47試合3勝4敗29S

▽バッテリー
千葉ロッテ 陳偉殷、唐川、澤村、益田—田村
西武 浜屋、森脇、増田—岡田

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