十中十

プラスみたいに見えるかもしれませんが、十中八九を大きく上回る開幕10連勝です。
球団記録を更新してそろそろNPB記録が見えてくるんじゃないかと思いつつ記録大好きニッカンがそこに触れず、また西武としての同一カード開幕10連敗は54年振り3度目とのことで、球団間の力量差が大きかった昭和の時代であればもっと派手なのがあったのかもしれません。
それにしても西武サイドには悪夢、七回の追加点でファンも含めてやっと勝てると思ったはずです。
展開としては前日の裏返しですが4点リードをしていたロッテと2点リードでしかなかった西武との差がここに出て、これが勢い、流れなのでしょう。
こうなると一気にスイープを食らわしたい、来週かと思っていた中森をここで突っ込んで石川歩が水曜日であれば中9日、次の日曜日が中10日の田中晴で翌週に西野を戻せば充分な間隔を空けて上手く回せそうで、それ以降にあと一人欲しくて佐々木がくるかどうか、オールスター休みまであとひと辛抱です。

データ無視を制する

そこまでの隅田からして逆転劇は望外の喜び、そしてヤンにはまたまたありがとう、右よりも左が得手の佐藤に右よりも左が不得手なヤンをぶつけた失態です。
殊勲の佐藤はマルチ3打点、しかし浮かれずに七回の失点に繋がったエラーをお立ち台で忘れずに言及して印象よし、また3割を目指しましょう。
リーグトップの22本目のツーベースを含む3安打猛打賞の岡、守りはあれですが復帰後にバットは好調な藤岡も畳み掛けました。
きっかけは名手源田らしからぬ、とは言いながらも昨季あたりから鉄壁の守りに綻びが見られ始めてはいます。
さておき本来であれば序盤に友杉がその指示はよいですがスリーバントを失敗したり高部が誘い出されたりと反省点はあって、そして中村奨が今日に2つを積み上げて山川に1差に迫るゲッツーを、打撃の調子は上がりつつある中で特徴をきっちりと出しています。
ここのところはバントをさせたり代走で代えたりしてそれならば八回は代打角中だったんじゃないか、そこに守備固めで安田を入れれば思ったより跳ねなかったにしてもトンネルを見なくてよかったような、明日が右にスタメンなのかフル出場なのか目が離せません。

悪めの種市

種市は6回2失点ながらも勝てず、珍しい話でもありません。
ただピッチングとしては序盤に粘られたのがあったにせよ歩かせたりボークをやらかしたりと悪めの種市ではあって、その後も立ち直れないままにそれでも粘り強く三者凡退が一度も無い100球の六回での降板はまあ妥当なところだったと思います。
ピリッとしなかったと言うべきか凌いだと言うべきか、ガタガタと崩れてもおかしくなかっただけに後者としておきます。
9安打も浴びましたし「最低限ゲームを作れたのかなと思います」との本人の言葉がそのとおりかなと、悪いなりにまとめられるのも成長の一つでしょう。

益田連投

七回はそうだろうなと坂本はガッツリと左打者にやられて、立ち位置としてあれこれ制約を設けたくはないにしてもいい加減に左は避けたくもなります。
これまたやっぱりなのコルデロは暑いだろうけどボタンをはめろよ、しかしドレスコードを無視の吉井監督では注意ができません。
前日に続けて抑えましたがまだ信用しきれずゾーンに入るようになったのを前向きに考えるしかなく、小川の俊敏な動きと茶谷の開脚に助けられました。
そして澤村かと思いきや益田の連投は単純に鈴木&益田とコルデロ&澤村の二本立てではないのか、僅か1点差で恐怖しかなかったですが先頭を抑えると何とかなりそうでフルカウントにビビるも中村剛に放り込まれることもなく、あと19、10台になるともう少しの気になってそろそろスタンドにボートが並びそうです。

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千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 3 0 4 11 1
西武 0 0 2 0 0 0 1 0 0 3 11 0

◆7月6日(土) 西武−千葉ロッテ10回戦(ロッテ10勝、18時、ベルーナドーム、27,570人)
▽勝 坂本 19試合1勝1敗
▽S 益田 24試合1勝2敗13S
▽敗 隅田 14試合6勝6敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、坂本、コルデロ、益田—佐藤
西武 隅田、ヤン、松本、本田—古賀、牧野

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