井口桜、散る

なぜに母の日にフランクミュラーかは分かりませんがコラボしたユニフォームの独特の数字体は両肩に入れた刺青にしか見えなくて、南町奉行のお白洲で遠山桜を目にした悪役はしらばっくれることなく平伏しましたが、しかしソフトバンクの面々は「何それ」と立ち向かってきて井口桜は散ってしまいました。
ロメロの中日時代は知りませんがロッテでは一番に悪かった、とはボール先行でも簡単に歩かせない制球力はどこへやら、いきなり立ち上がりから9球続けてのボールなどコントロールに苦しんで球数が増えていき4回7安打4四死球6失点と五回を投げきれずにKOです。
先発陣が奮闘するも五段活用で足を引っ張られる構図はそのうちにその先発陣が精根尽き果てるだろうと危惧していましたが、そのときは「これまでありがとう」とリリーフ陣、打撃陣が助けに来るとは漫画の世界、現実は手に手を取り合って奈落への団体旅行です。
先月29日からのGWは2勝6敗と大きく借金を増やしてかつての鬼門が復活してしまったような、一方で新たな鬼門の二軍戦は今日は日本ハムにコロナ陽性が複数でまた中止となり、新旧揃い踏みの鬼門でゴールデンではなくガッカリ、あるいはガッデムなWeekとなってしまいました。

佐々木千どうよ

中村稔はベンチ外でどう五回以降に繋いでいくのかと思えばまるで勝ちゲームの継投のように、佐々木千、東條、小野、西野でした。
まだ五回でしたが4点ビハインドの佐々木千は連投でそれならばカード初戦になぜに投げさせなかった、と突っ込みどころ満点で、その佐々木千が不運なタイムリーも含めて2失点の6点ビハインドから東條は2イニングを、翌日が休みにしたって首を傾げざるをえません。
それであればそれこそ40球からの中1日は承知の上で益田の状態を見るために投げさせるという選択肢もあったような、あるいは田中靖の代わりに鎌ケ谷で呆然としていたであろう横山らを引っ張り上げてもよかったはず、いろいろなところが軋み始めたような気がします。

舐められっぱなし

打線は先制されると勝てないジンクスを振り払うかのように高部、菅野の連打はツーランとなりひっくり返しましたが、それが続かない、その後は五回まで1安打しかできずに六回に菅野の二本目などで満塁のチャンスを作るもタイムリーは出ずに、終わってみれば散発5安打でしかありませんでした。
レアードが酷い、やる気が無いんじゃないかと言われても仕方がないような無気力に見えるスイングで上向く気配がありません。
與座、大関に続いてロッテなら、と舐められっぱなしの杉山に今季初勝利を献上して、他球団投手陣のロッテ詣でがブームになりそうです。
井口監督は試合後に「若い人にチャンスがある」とのたまったようですが小川にも和田にも出番は無く、控えも揃って尻に根が生えた9人野球はどうしたものか、さすがに最後は岡でも使ってくるかと思いましたがモイネロに安田でこれがチャンスなのか、浦和で茶谷が泣いています。

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◆5月8日(日) 千葉ロッテ−ソフトバンク8回戦(ソフトバンク7勝1敗、13時、ZOZOマリン、25,911人)
▽勝 杉山 3試合1勝1敗
▽敗 ロメロ 6試合2勝2敗
▽本塁打 菅野1号(杉山)

▽バッテリー
千葉ロッテ ロメロ、佐々木千、東條、小野、西野—佐藤都
ソフトバンク 杉山、嘉弥真、藤井、津森、又吉、モイネロ—甲斐

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