何と言えばいいのやら

ロッテも日本ハムも5点をリードしながらオリックスと楽天に追いつかれての引き分けは、これが上位チームとの実力差、勢いの差なのでしょう。
せっかく榊原が千葉愛を発揮して4点もプレゼントしてくれたのに、千葉出身を三連破での白星とはならずに負け同然の引き分けです。
またしてもラオウに二発を食らって今季10本はオリックスでは石嶺以来の31年ぶりとのこと、まだシーズン半ばでのこれはどれだけ貢げば気が済むのか、打たれた投手もリードした捕手も、吉井コーチも清水コーチも、そしてチーム戦略部も恥と思わなければなりません。
終盤は攻められる一方だったので負けなかっただけでも御の字ではありますが最後にダメ押しのミスまでやらかして、情けなさすぎます。

二木が不甲斐ない

序盤に5点の援護をもらいながらも、それを守り切れなかった二木が不甲斐なかったとしか言い様がありません。
追いつかれたのはハーマンですし6回3失点ですので先発としての仕事をこなしたことにはなりますが、77球で七回続投とならなかったのが全てでしょう。
立ち上がりこそ外いっぱいのストレートもありましたが全般的にそのストレートが不調で、変化球主体でかわすピッチングになっていたのが理由ではないかと、ラオウの二本目はレアードを見るかのような前のめりになりながらも飛距離ドンには驚きましたが、そもそも吉田正の四球がヘボすぎます。
昨季までとは違ってロメロがロッテ戦では打てていないので形にはなりましたが、目指せ二桁勝利から高卒組の兄貴分が風前の灯火です。
ハーマンはあんなものでしょう、打たれ出したら止まらないのは5月にもあったのに追いつかれるまで投げさせるのはいつものことで、内野は同点を許すまじとと前進守備も逆転を避けるためか外野がそうでなかった一三塁の不幸で福田の打球が荻野の前に落ちたのも流れに飲み込まれたとでも思うしかありません。
これでもまだ七回はハーマンなのか、同じ怖いなら東妻の可能性に賭けるのか、今日は貫禄さえ見られた佐々木千も昨オフの段階で見切りかけましたし出足は不安定だったことからして東妻にその再現を期待するのもありかと、それぐらいにハーマンが一因で勝てなかった試合が多すぎます。

田村のところが鍵に

勝手に相手が四球で崩れただけではありますが送るところは送って、犠牲フライも上げて、序盤までは自分好みのいい攻撃ができていました。
しかし中盤以降は押せそうで押し切れず、追加点が取れなかったことで追いつかれたのですからもどかしさが爆発です。
ベンチの作戦としては問題はなくスクイズを失敗した田村、ゲッツーを食らった柿沼とバントができなかったのは選手のミスでしかありませんし、和田の驚足に助けられて野選になりましたが岡のバントも失敗のようなもので、全体としての成功率の低さは常の鍛錬が足りていないのでしょう。
また七回にまだ打席が回ってくる可能性のあるレアードに代走岡で勝負に出たのですから田村のところで菅野なり高濱なりで攻勢をかけて欲しかった、そこまでの得点経過や、あるいは犠牲フライを打っている田村ですから虚を衝くことでの妥当性はありましたが、しかし制球が定まらずにスクイズを仕掛けづらいK-鈴木だっただけに結果論ではありますが、守りに入った攻めではなく攻め太鼓を打ち鳴らしてもらいたかったです。

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千葉ロッテ 1 2 1 1 0 0 0 0 0 5 7 0
オリックス 0 0 0 1 0 2 2 0 0 5 8 0

◆6月29日(火) オリックス−千葉ロッテ12回戦(ロッテ6勝3敗3分、18時、京セラドーム大阪、4,855人)

▽本塁打 杉本16号(二木)、17号(二木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、ハーマン、東妻、佐々木千、益田—田村、加藤
オリックス 榊原、山田、K-鈴木、ヒギンス、平野佳—若月、伏見

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