北の大地でBIGBOSSを三度狩る

札幌ドームでの相性が悪い認識はありましたが、3タテを食らわせたのは井口ロッテでは初の8年2ヶ月ぶりとのことです。
勝ち越しは決めていましたがやはり3タテは大きい、それも上沢、伊藤、上原と面倒くさいところを相手にしてのものですからなおさらでしょう。
注目のオスナ問題は井口監督が「野手から外します」と明言して今日はレアードとマーティンがスタメンから外れて、そのままレアードは欠場でマーティンは代打で三振、エチェバリアは出ずっぱりでしたから穴は穴のままでこの2人のうちのどちらかなのでしょう、明日にその結果が出ます。

上原ありがとう

そんな両舶来砲を外したのはマーティンだけではなくレアードも左腕に1割台半ばと打てていないデータによるもの、であれば逆に左打者ながらも左腕を打っている佐藤都を外して左腕を打っているわけでもない岡は説明が付かず、ただの「予告」の意味合いだったのかもしれません。
そして初回にこれでもかとミスを連発してくれたのに付け込んでの3点を先制して、美馬に大きなプレゼントとなりました。
荻野の打球は急造外野手の郡が中途半端な追い方で頭上を抜かれて、それこそBIGBOSSに言わせれば「俺しか捕れない」打球だったかもしれませんが一昨日の松本だったらどうだったか、さらには高部のバントをバッテリーがお見合いをして、山口の打球は上原が捕り損ねます。
三者凡退で終わってもおかしくない攻撃で3点ももらったのですから笑いが止まらず、その3点目はこのカードにいい捉え方をしながらもなかなかヒットにならなかった安田のドンピシャによるものですから地元に帰ってからも頑張れ、まだ地元ではノーアーチですからそろそろお披露目といきましょう。
流れとしても前日と同じく取られたら取り返す、荻野のタイムリーはもちろん値千金でしたが日本ハムからすれば松川への四球が誤算だったのではないかと、なかなかヒットを打てず低打率にあえぐ松川ですがそれでもよく見て球数を投げさせるのには貢献できています。
できれば終盤にもう1点でも欲しかったのは前日と同じもパーフェクトに抑えられて欲深すぎたか、そのうちやってくれるとでも思うことにします。

寮母さんになりませんように

美馬は5回1失点で4勝目、あれだけ続いた不憫から抜け出して五分に戻しました。
リードをしてもらえばのらりくらりの真骨頂で常に走者を背負うピッチングもガタガタ崩れることなく、そしてバックもそれに応えます。
四回の高部のバックホームは解説者が松川の捕球を誉めていましたがそれはそのとおり、しかし松川が構えたミットがこれっぽっちも動くことなくストライク返球があってこそ、連日にホームでのクロスプレーが話題となった中でBIGBOSSは苦虫を噛みつぶしているかもしれません。
その美馬が初めて三者凡退に抑えた五回だっただけに59球での交代にはビックリ、何かあったのかと不安になりましたが試合後の井口監督によれば「今日は週末だったので中継ぎを全部突っ込めた」とのこと、交流戦休みがありましたし来週は5試合というのもあったのでしょう。
ただ自分が社会人のときに入った寮の寮母さんがそうだったのですが、月初めは豪華だった食事が月末には寂しくなった、なんてことになりませんように、余裕があるときにこそ計画的にいかなければ、疲労はじわじわと溜まってそして簡単に抜けるものではありません。
4イニングのロングリリーフは小野がピンチを招くもジンギスカンとアルカンタラの粘りに屈することなく、東條は山口に助けられて、西野はロッテ御用達のヌニエスにいきなり初球を被弾するも後続を抑えて、ゲレーロは三者凡退に、連日にいい継投で勝利を導いてくれました。
昨日に復帰もとされた近藤が見送られてロッテ戦には打ちまくるヌニエスも代打のみだったのもラッキーで、このままズボズボ沈んでください。

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千葉ロッテ 3 0 0 1 0 0 0 0 0 4 9 0
日本ハム 0 0 1 0 0 0 0 1 0 2 9 0

◆6月19日(日) 日本ハム−千葉ロッテ9回戦(ロッテ5勝4敗、14時、札幌ドーム、16,776人)
▽勝 美馬 9試合4勝4敗
▽S ゲレーロ 27試合1勝2敗3S
▽敗 上原 17試合2勝1敗
▽本塁打 ヌニエス2号(西野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、小野、東條、西野、ゲレーロ—松川、加藤
日本ハム 上原、鈴木、河野、柿木—石川亮、郡

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