加藤と加藤がトレード

加藤と加藤のトレードが発表されました。
同姓のトレードは史上三組目とのこと、匠馬は「タクマ」ですが「ショウマ」とも読めますのでカトショー同士の交換とは無理矢理ではありますが、前日の「有ヨシユウキ←→国ヨシユウキ」に続いての名前いじりになったのは偶然なのか、川本と田中の「コアラとマッチ」の前科を思い出します。
それはさておき今日に江村が抹消されましたから週末に田村が戻ってくるものと思われますので、捕手の必要性が下がり気味です。
石川と美馬の離脱で先発がヤバくなったところでの有吉放出もそうですが、交渉事には時間がかかるためニーズとタイミングのずれは仕方がないのでしょう。
不憫な加藤に出番を増やしてあげたかったので、ロッテ、と言うよりは井口監督でそれが叶わないのであれば他球団にその場を求めるのは大きなプラスになるはず、自分的な分析で最適なのは中日と推しただけに喜ばしく、輝きかけたときに監督だった伊東ヘッドがよき理解者になってくれると思います。
また欲しい選手はくれないでしょうから金銭でもと考えていただけにコロナ禍で何があるか分からないため捕手を出すとは意外でもあり、ただ中日は木下拓がひとり立ちして控えもベテラン、中堅、若手とバランスがよく、支配下に8人と多めで故障者もいないのが追い風になったのかもしれません。
そして国吉のDeNAファンとは対照的に中日ファンは概ね好意的に受け止めているようで、こちらもwin-winとなってくれることを願います。

レギュラーのチャンス

送り出す加藤はようやく一軍に呼ばれて早打ちかつ淡泊なバッティングながらも岡よりは打てていますし2年ぶりのアーチに今月は.263、代打では.429とこれからだっただけに残念な思いはありますが、しかし昨季の扱いからしてこのまま使われ続けるとも思えませんのでいいトレードだと考えます。
目先ではマーティン、荻野、角中の外野陣に入り込めそうにもなく、角中をDHとしても球団、現場として加藤の優先度は高くないでしょう。
年齢構成的に荻野と角中はあと2~3年でしょうから藤原、高部、和田、西川、山本斗ら若手への繋ぎとなる存在として貴重なはずも、そこは岡と菅野に担わせて、直近までスタメンだった加藤の代わりにあるいは満を持しての福田秀を引っ張り上げるかもしれません。
一方で中日の外野陣で万全なのはセンターの大島だけ、両翼は2割前後で福留が名を連ねているぐらいですから加藤の目の前にはチャンスが広がっています。
おそらくすぐに一軍登録でスタメンで起用されるのではないかと、一気にレギュラー獲りでロッテを見返す活躍を期待したいです。

バズーカだけでは

迎え入れる加藤のバズーカと称される強肩は魅力的ですが、しかしレギュラークラスだった一昨年に盗塁阻止率が.286ですので銘打つほどでもありません。
今季は酷いですが昨季は3割超え、それ以前は3年連続で5割を超えていた柿沼も負けないぐらいの強肩ですから、足が速くても盗塁が上手いとは限らないのと同じで強肩だから刺せるわけでもなく、投手との共同作業でもありますし、過大な期待はしない方がよいように思います。
打撃も一昨年が.228で昨季は.135でしかなく、今季は二軍で.234ですから柿沼、佐藤都を総合力で凌駕する力は無く、まずは二軍スタートとなるのでしょう。
額面どおりの強肩であってもリードが秀逸でもないようなので抑え捕手としてもどうかと思いますし、吉田がほぼ打者となれば江村とともに捕手陣の最年長というのもぐっとこないのが正直なところ、無理を承知でマリーンズジュニアの石橋が欲しかったとは本音です。
そうなれば加藤のみで考えるのではなく今年のドラフトで高校生の捕手を獲ればバランス、頭数がよくなりますので、編成部にはそこを強くお願いします。
そんな否定的な入りですが加藤を出すことが第一で迎え入れはおまけとのスタンスでいればきっといい意味で期待を裏切ってくれると、背番号は未定ですが有吉で空いた36ではなくロッテから離れたので岡田の66でよいような、そんな加藤がまずは柿沼、そして田村を脅かす存在になってくれる日を夢見ましょう。

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