この展開で勝てたのは日本ハムが相手だったから、采配に問題があったとは思いませんがBIGBOSSありがとう、大きな一勝です。
二回は三連打での無死満塁でスリーボールが二度、五回は連続四球で無死一二塁、七回は一死満塁でスリーボールが二度、これで1点も入らないのですから日本ハムファンの脱力は相当なものがあったでしょう、分かります、ロッテファンならその脱力をめっちゃ知っています。
打線も初回、二回のチャンスを逃して四回の虎の子の2点のみで中盤以降はからっきし、ホント、よく勝てました。
上沢に土を付けたのも大きく、かつてはロッテをお得意様にしていたものがここ数年は逆にカモにされて、内容としては打ち込まれたわけでも無かっただけに自らの白星が付かずとも黒星が消える、あるいはチームが勝てば「今季はいけるかも」と思わせたかしれず、しかし負けでイヤな感じが残ったはずです。
そうなれば同じような軌跡を描いている加藤にも「内容はよかった」と言わせてもいいのできっちり勝ちたい、小島かと思えば本前は故郷に錦を飾らせると言うよりは上3枚をオリックスにぶつけるのが目的だと思いますが、先を見すぎて足元をすくわれないよう打線の奮起が欠かせません。
長打が欲しい
その打線は9安打も全てがシングルで6安打の日本ハムもそう、パシフィックの投高打低を印象付ける決定力不足でした。
だからこそ小技をしっかり決めなければなりませんが平沢がまたしてもバントを失敗して、高部はつり出されて、日本ハムも似たようなもの、弱いわけです。
そんな中で安田が一日一本を継続して守りでも持ち味の反応の良さを見せて、それでいて守備固めを出されるってのもあれですが、今日も頑張りました。
エチェバリアも貴重な先制タイムリーを含むマルチでアピールを、瑕疵の無い精一杯のプレーではありましたがエチェバリアだったらどうだろうという守りが藤岡に複数回あっただけにショートで見たい、弾きはしましたが正面の打球もここまでは無難にこなしています。
それにしても長打が無い、ここまで9試合で3本塁打は二塁打ですら9本でしかなく、リーグとしても27試合で25本ですので1試合1本に満たないわけでその半分を下位の2チームが打っているってのが象徴的で、ソフトバンクが12でロッテが7と犠打が多いチームが上位にいるのもそう、つまりは現状では長打を目指すよりは小技をきっちり確実に1点を取りにいくのがよいのでしょうが、それでもそろそろ長打が欲しいです。
ロメロ、ロッテ愛を語る
ロメロは6回3安打零封で今季初勝利、また見殺しにしかけただけに見ているこちらがホッとしました。
終わってみれば走者を出したのは件の三連打と連続四球だけで、そこで球数を増やしてしまったことで七回に届きませんでしたがナイスピッチングです。
コントロールがいいタイプではありませんが無駄な四球を出さずにいるのが試合を作れている理由でしょう、そういう意味で四回がピンチでしたがバントミスにも助けられて、小島と左のエースを競い合う絵図が見えてきて嬉しい、まるでロッテじゃないみたいです。
通訳が盛ったのかもしれませんがお立ち台でロッテ愛を語ってくれて、今日でNPBでの10勝目、100勝目もロッテで刻んでください。
困ったのは国吉で抜けまくっての四球にイップスを疑いたくなるようなワイルドピッチ、あっさり2打者で見切られました。
昨季のようにはいかないだろうとは覚悟していましたがここまで酷いのも想定外で、プレシーズンからずっとですし、週末は一軍にいないかもしれません。
その国吉を救ったのが廣畑で、よくあの場面で突っ込んだなとビックリしました。
やはりスリーボールになってヒヤヒヤしましたがそこで崩れずにストレートでも変化球でもストライクを取れたのは自信になったでしょう、自分的にはあの仰け反りフォームが気になって仕方がないのですが、150キロのストレートに120キロのカーブがいい、その調子でお願いします。
そして益田には三者凡退でスロースターターに火が付いてくれよと、バットをへし折ってファールフライが2つ、ここから全快で全開といきたいものです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 |
◆4月5日(火) 日本ハム−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、18時、札幌ドーム、9,133人)
▽勝 ロメロ 2試合1勝
▽S 益田 6試合2S
▽敗 上沢 2試合2敗
▽バッテリー
千葉ロッテ ロメロ、国吉、廣畑、西野、益田—佐藤都
日本ハム 上沢、玉井、上原、杉浦、吉田—清水、宇佐見