落ち着かねば

やばい、脳内でカモメを肩に乗せた狸のラインダンスが止まりません。
ここのところ佐々木朗だけではなく一面を飾ることが多くなってきたロッテは悲願の1シーズン制でかつ勝率1位でのリーグ優勝、そんな51年ぶりの快挙に向けて突き進んでいますがまだ残りは30試合以上もあるわけで、開幕からの独走に阪神ファンは夏前まではダントツでの優勝を固く信じて疑わなかったでしょう、ちょっと前まではオリックスファンも25年ぶりの優勝にあれこれ皮算用をしていたはずです。
それを考えれば来月の今ごろにどうなっているかは神のみぞ知る、落ち着け、落ち着け、浮き足立つな、そう自分に言い聞かせる毎日となっています。
昨日に好投の千賀を攻略して今日はボーナスステージのはずが3点リードをひっくり返されて、しかしそれでも追い付き追い越して、オリックスが負けたことで明日のマジック点灯が、しかもTEAM「26」での点灯が目前に迫って、うー、分かっちゃいるけどとてもじゃないけど落ち着けません。

美馬はどうしよう

もちろんいいことばかりではなく、今日のピッチングで美馬の扱いが難しくなりました。
2試合連続二桁失点から立ち直りの後半戦でしたが、昨季までカモにしていたソフトバンクに今季は記録としての負けは付いていませんが今日で19回1/3を投げて27安打16失点は防御率7.45とお話にならず、それでいて試合としては3勝1敗ですから不思議なものです。
これが対ソフトバンクのみなのか調子そのものと見なければならないのか、吉井コーチも悩ましいところでしょう。
前向きな材料を探せばこれまでであれば続投だったであろう勝ち越されたタイミングで、そこには打たれ出したら止まらない前科で悪循環になる美馬への配慮もあったでしょうが、ベンチとして学習したことでの先発にして三回途中での交代だったように思います。
そんなジリジリした場面で鈴木が二者連続奪三振でピンチを凌いでありがとう、こういうところで爆発力が活きるからこそ鈴木は中継ぎ推しです。
そしてきついところを乗り切ったイニング跨ぎはろくなことになりませんが、満塁のピンチも鈴木が乗り切ってくれました。
そうなれば自分的には田中でしたがハーマン、国吉、佐々木千、益田のリレーで虎の子の1点リードを守り切り、勝利の方程式が連投となって明日はどうする、一日の間が空くので揃っての三連投もありそうな、そもそもがそういった展開にできるかどうか、二木の真価が問われます。

マーティンがいなくても角中

マーティン不在の穴を角中が埋めてくれました。
一打席目の三振はボールにしか見えませんでしたが前日と同じく二打席目にリベンジのタイムリーを放ち、そして殊勲の決勝打は栗原のグラブをすり抜けて、落ちるボールを上手くすくって無理に引っ張らなかったのもよかったのでしょう、よく走った中村奨がホームイン後に憮然とした表情だったのは甲斐と接触したからか、映像を見る限りではラインの内側に立っていたのであれは仕方がありません。
それにしても両チームが好対照でやはり満塁のピンチを凌いでのイニング跨ぎは甲斐野が鈴木とは違って持ち堪えられず、バッテリーミスを失点に繋げなかったロッテと傷口を広げたソフトバンク、これが勢いの差というものなのか、やることなすこと上手くいきすぎです。
美馬が報いることができませんでしたが藤岡、エチェバリアと再三再四の好守もあり、エチェバリアのあれなどは日本人では真似のできない体捌きで凄いとしか言いようがなく、今日は久々のマルチヒットでショートのポジションを奪い返せそうです。
そんな今日は主審のジャッジに泣き笑い、角中や山口のそれで泣いて益田の川島には笑って、あそこで歩かせていたら厳しかったので助かりました。
余談ですがファールフライは捕球しても体の一部でもグラウンドに残っていなければダメだと思っていたのですが、リチャードのそれがアウトになりましたので捕りさえすればいいと学びました、そしてそれに乗じて進塁した荻野はエクセレント、こういった積み重ねが勝利を呼び込みます。

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◆9月15日(水) ソフトバンク−千葉ロッテ18回戦(ロッテ9勝7敗2分、18時、PayPayドーム、2,043人)
▽勝 ハーマン 38試合1勝1敗
▽S 益田 55試合1勝4敗33S
▽敗 甲斐野 12試合2敗1S
▽本塁打 柳田26号(美馬)、デスパイネ3号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、鈴木、ハーマン、国吉、佐々木千、益田—田村、加藤
ソフトバンク スチュワート、松本、板東、甲斐野、岩嵜、森—甲斐

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