ハムが旨い

昨季にお客さんにしたオリックスに今季も借り倒していますが雲行きが怪しくなってきたので、日本ハムを旨くいただけるのは助かります。
前日の上沢と同じくそこそこ抑えられてしかし真逆に対ロッテに3年越しで5連勝中の加藤を相手にですからなおさらで、千葉出身者を連破が目出度いです。
チームの顔の一人である渡邉が大量失点のきっかけとなるエラーをやらかして、そしてガン岩本の相棒が「バットで返していくしかない」に「そんな甘いものではない」と冷静な建山どおりにチャンスにまたゲッツーと日本ハムが弱いだけにしても取りこぼしはできませんから、ナイスな勝利でした。

小島の六回と七回

同い年の岩下に負けじと、小島がしっかりと試合を作りました。
自己記録に並ぶ今季最長の7回を5安打2失点と岩下を上回るほんまもんのHQSですので一皮むけたと思いたい、五回まではエース級もいつもどおりです。
そして六回に失点をしなければ気が済まないのも相変わらずでまだそこに伸びしろがあると考えればいいのか、それもあって交代かと思えば七回の続投は六回に続いて先頭打者を出してどうなることかと思いきや後続を断って、大きな一歩を踏み出しました。
六回を終えて83球でしたのでこの試合や誰彼に限らず六回、七回、もしくは投球内容はあまり関係は無く球数が継投の判断になっているように見えるのが「ステップを踏ませる」に意を置きたい自分からすればもやもやしますが、それが球数を減らす意識付けになるのであればそれもありなのでしょう。
また先日から柿沼、田村と内への要求が増えてきたのは願いどおりにベンチの考えの変化であってもらいたく、投げきれないボールも少なくなかったですがベース板を広く使えないことには抑えるのがしんどい小島にはいい流れで、見ていて疲れることなく伸び、キレとも活き活きしていました。
雑な二遊間でピンチになった東妻は悪癖が出かけましたが無失点に切り抜けて、ストレートへのこだわりが薄れているようなのがいいのかもしれません。
一方で投げてみなければ分からない小野は怖いままで、やはり小島らと同い年のこの二人は今日の順番からして立場逆転もありそうです。
ちなみに高濱が栗山監督によろしくとお願いをしているらしい弟も同い年で、昨日に高濱のヒットでファーストを守る弟との共演がクールな兄とにっこにこの弟と話題になっているらしく、7歳も離れているのでお兄ちゃん子なのか、それにしても似すぎでしょう、DNAは偉大です。

和田に打席を

打線は相手のエラーに付け入って一気に6得点、十八番の畳みかけが見事でした。
しっかりバントで送って高部のセーフティーは発想もテクも素晴らしく、荻野の痛烈なスリーベースに角中のポテンヒット、中村奨の死球にマーティンの一発とバラエティにも富んでいて楽しかった、久しぶりの大量得点でウキウキといったところです。
しかし次の回にはやはり先頭打者が出塁をするも送らず盗塁死でチャンスを潰し、暴投で荻野は果敢にホームを狙うもラインを跨いでも股を開けていたことでコリジョンにならず走塁死、そしてアーリンに手も足も出ず栗山監督のことですから次は先発をさせてくるでしょう。
それだけに九回の追加点が大きく、ここぞの足攻に使いたいのも分かりますが和田のあのバッティングを見れば打席が少ないのがもったいなさ過ぎます。
高部も走れるのですから先々を考えれば和田のスタメンもあってよいはず、しかし5点リードの九回に荻野も角中もそのままの井口監督の壁は厚く、高いです。
そしてマーティンは今日のホームランを含むマルチヒットで目覚めて欲しいですが何試合か続かないと難しいか、大阪でも続くことを願うしかありません。

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◆6月27日(日) 日本ハム−千葉ロッテ8回戦(ロッテ6勝1敗1分、14時、静岡、5,062人)
▽勝 小島 12試合4勝2敗
▽敗 加藤 12試合3勝5敗
▽本塁打 マーティン18号(加藤)、万波2号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、東妻、小野—田村
日本ハム 加藤、アーリン、秋吉—清水

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