若い力で乗り切ろう

巨人の試合が無かったにしても報知までがロッテ一面に参入してきました。
台風がUターンのように南の海上に移動していったことで予報ほどの雨量ではありませんでしたが、それでもそれなりの雨が降っている中で傘を差しててくてく歩いて近くのコンビニまで買いに行きたくなるだけの藤原アップ、素晴らしい出来映えです。
各紙の一面は公式サイトのトップで確認できるのでここのところは勝った翌日にチェックをするのが楽しみで、コレクションが増える日々に大満足です。

古谷がデビュー

しかし明日に雨は降らずとも家に引き籠もることになりそうな今日の惨敗でした。
7回までノーノーの快投から2試合続けて早々にKOをされて前回は5回で自責1とやや持ち直した中村稔は、しかしそのソフトバンクとの相性の悪さもあってか2回3失点の打者9人で交代は当初から一回りと決めていたようなのですが、つまりはその程度までに信頼感が薄れているということです。
先制タイムリーは安田が止められなかったかと思わないでもないですが直後の被弾はほぼ真ん中に何の変哲も無いストレートでは打ってくださいと言わんばかりで、全体的にボールが高かったのは亜細亜ボールを低めに投げられればそれはそれでよいのですが、その亜細亜ボールも高めではどうにもなりません。
奇しくもその亜細亜ボールを叩かれて先制タイムリーを許した松田宣、再度に投げ負けた東浜とも亜大というのがくそ面白くもなく、腹も立ちます。
これでさすがに先発ローテーションから外されそうですが一部に古谷、佐々木千の3人で回すとの報道もあり、いずれにしても土曜日はしんどくなります。
そこでチャンスを掴めるか、古谷がなかなかに微妙なデビューを飾りました。
3連続四球など5回3安打4四球と数字だけを見れば誉められたものではありませんが、初見ではあれど5奪三振で1失点に凌いだところに可能性が感じられます。
MAX152キロは他の投手のそれからして3キロぐらいは差し引くにしても140キロ台後半はイメージとは違い、またストレート、カットボール、チェンジアップ、カーブだけで見誤っていなければ投げられるはずのスライダー、フォークを1球も投げなかったのが気になります。
まだ一軍では通用するだけの出来に仕上がっていないのか、それとも他球団も含めてスコアラーを惑わす作戦なのか、次の登板での配球を注目しましょう。

真ん中が打てず

打線は井口監督が嘆いていたように真ん中が打てず、昇格組の西巻と藤原での1点のみとは情けないです。
それでいて9人野球となれば細谷らはただの頭数そろえでしかないようで、八回の田村のところがそこだと思っていただけにあまりに残念でした。
西巻のそれは松田宣がしょぼかっただけではありますが鎌ケ谷でもメリハリのあるプレーを見せてくれましたし、下手ではないですが横への移動量とその肩ではショートは重荷に思えるのでセカンドで中村奨の出ずっぱりを止めさせるための存在に育て上げていきたいです。
そして藤原は外に逃げ落ちていくシンカーを片手でカットするような打球がスライスしながらも切れなかったのは右肩が開かずに残せていたからでしょう、直前に膝元をストレートで突かれていたことでその攻めを読んでいたにしてもなかなかできるものではなくセンスを感じさせる一打でした。

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千葉ロッテ 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 5 0
ソフトバンク 0 3 1 0 0 0 1 0 X 5 9 0

◆10月10日(土) ソフトバンク−千葉ロッテ17回戦(ロッテ11勝5敗1分、14時、PayPayドーム、19,234人)
▽勝 東浜 15試合7勝1敗
▽敗 中村稔 14試合2勝5敗
▽本塁打 栗原13号(中村稔)、グラシアル9号(佐々木千)

▽バッテリー
千葉ロッテ 中村稔、古谷、陳冠宇、佐々木千、東條—田村
ソフトバンク 東浜、杉山—甲斐

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