二木は悪くない

30イニング連続無得点のソフトバンクに先制点を与えてしまった二木ではありますが、6回4安打2失点は自責1ですので敗戦の責は負わせられません。
初回に3安打を浴びましたがまともなヒットは野村勇のスリーベースだけで、千賀が相手なので失点を防ぎたいにしても初回からの前進守備でなければ中村晃の打球はヒットになっていなかったかもしれず、そうなれば佐藤都が股間を抜かれても2点目は防げました。
ストレートが浮くこともなくフォークは小気味よく落ちて、時折のカーブでの緩急も効果的、勝てるピッチングだったと思います。
その先発を見殺しにする打撃陣に試合を壊すリリーフ陣、ある意味で今季の象徴的な黒星だったような、もったいない二木の見殺しでした。

打てねーぞ

もっとも初回を1失点で切り抜けていても、リリーフ陣が抑えていても、1点も取れなければ引き分けにも持ち込めません。
藤岡を外した打線は井口監督の変化の兆しが続いていると前向きになれましたが、それほど圧巻でもなかった千賀に捻られる哀しさです。
初回の一死三塁で中村奨が三振、レアードが死球での二死一三塁で佐藤都が内野ゴロで先制のチャンスを潰して、三回は二死一二塁でやはり佐藤都が三振、五回の一死一塁は藤原がゲッツーを食らって、千賀に3安打ながらもそこそこ追い詰めたもののもうひと押しができませんでした。
それが腐っても千賀と言ってしまえばそれまでですがしょぼい、モイネロ、森にも抑えられての4安打は長打ゼロですので零封負けは必然だったのでしょう。
この打線で明日の伊藤を攻略できるのか、雨予報で流れてもおそらくはスライドしてくるでしょう、また先発の墓標が立たないよう願いたいものです。

ゲレーロはあんなもの

致命的な失点をしたゲレーロは、いけちゃうかな、と思った時期もありましたが、精神衛生上はあんなものと考えておいた方がよいのでしょう。
下手に低めを狙うよりは球威を重視して高めでもよいストレートが今日はやたら暴れ気味で、ただ佐藤都のリードももう少し何とかならなかったのか、生命線と見ているスライダーを使わずにストレートばかりかと思えば突然にスライダーを続けて、里崎の姿が被りました。
どうあれ八回、あるいは勝利の方程式を任せるには安定感が無いと厳しい、それでも唐川が消息不明で佐々木千があっという間に姿を消して、国吉はイップスじゃないかと心配になるぐらいの状況ですから贅沢も言っていられないわけで、まともに打たれたのはグラシアルだけですので腹を括るしかありません。

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◆4月14日(木) ソフトバンク−千葉ロッテ5回戦(ソフトバンク4勝1敗、18時、PayPayドーム、26,806人)
▽勝 千賀 4試合3勝
▽敗 二木 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、東條、ゲレーロ、小沼—佐藤都
ソフトバンク 千賀、モイネロ、森—甲斐

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