藤原尽くし

レプリカユニが売り切れるなど人気の高いブラックサマーウイークエンドは雨雲にも気に入られたようで、最初のカードはずっと雨で1試合が流れて、次のカードも晴天からの急変で1試合が中止となり、最後のこのカードも雨が降り続いてカメラの出番がありません。
中断のときに密なコンコースでオリックスファンが「中止だ!」と笑いながら話しているのにイラッとして、再開後に五回表が終わったところでもっと強く降れよと願ったりもして、そんな一喜一憂の雨中の観戦は藤原の勝ち越しアーチでの白星に救われました。
ピンバッジもマリコレトレカも藤原という日にお立ち台なのですから強運と言いますか運を引き寄せていると言いますか、こういうところが藤原です。
ここまで左腕からノーヒットだったものが昨日に宮城、能見からマルチで今日は田嶋からスタンドインとは驚いた、このままレギュラーに一直線です。
さて昨日時点での予報では雨付きの傘マークは横殴りで中止が濃厚だった明日はその雨付きが消えて、昨日今日と同じく1万を超えるチケット販売でしょうから多少の雨では強行しそうな、しかし無理をさせたくない佐々木朗でもあり、誰かは知りませんが決める担当は悩むことになるでしょう。

美馬が復活への第一歩

二試合続けて二桁失点と不名誉な記録を打ち立ててしまった美馬が5回2失点で二ヶ月半ぶりの勝利は4勝目、五分に戻しました。
二死から下位打線に二者連続与四球だったりの6与四死球と雨の中でのコントロールに四苦八苦していましたが、とにかく結果が欲しい美馬だけに二軍戦、エキシビションマッチに続いて公式戦でそれなりに抑えられたことで復活への第一歩をしっかり踏み出せたのではないかと、喜ばしいです。
継投は六回に田中が簡単にピシャリと抑えたことで流れを手放さず、そして国吉が堂々たる新天地でのデビューです。
ハーマンだと思っていただけにいきなり勝利の方程式に入れてくるとは意外でしたが、澤村を失って国吉を得る、その澤村と同じく制球さえ乱さなければねじ伏せるだけの力を見せてくれて、今日ぐらいに低めに投げられれば文句なし、T-岡田への最後の一球は見事でした。
佐々木千、益田も危なげなく三者凡退に、最後までよくやったなと思うような試合を締めくくって万歳三唱、帰りに強く降られてもノープロブレムです。

岡の起用が成功

ヒットは打ってもチャンスでの三打席の内容が悪かったからなのか、同じ左腕に対して今日は角中を外して岡を起用、これが当たりました。
中嶋監督はセンターフライだと嘆いていたようですし福田が右に左にと回転は雨で見づらかったのか追い方があれではありましたが、前日と同じく2点を先制された直後だっただけに大きな一打でこれで明日のスタメンもゲットでしょう、岡には大きなチャンスです。
その岡を田村の内野ゴロで迎え入れたで終わらずに二死からピクッとバットが動きながらもカーブを引き付けて打った藤岡、逆らわずにライトへ荻野の連打での同点に狂喜して杉本は深い位置でしたが藤岡はナイスラン、そして安田であれば大丈夫だった初球の入り方は藤原を見誤ったバッテリーのミスでしょう。
三回以降は3安打でしかなっただけにこの二死からの一気呵成に救われました、エチェバリアも五番での初ヒットに守りでも魅せて、うん、いい試合でした。

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オリックス 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 5 1
千葉ロッテ 0 4 0 0 0 0 0 0 X 4 8 0

◆8月14日(土) 千葉ロッテ−オリックス15回戦(ロッテ7勝5敗3分、17時、ZOZOマリン、13,040人)
▽勝 美馬 12試合4勝4敗
▽S 益田 40試合4敗23S
▽敗 田嶋 16試合5勝6敗
▽本塁打 藤原3号(田嶋)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、田中、国吉、佐々木千、益田—田村
オリックス 田嶋、漆原、富山—若月、頓宮

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